石垣市議会 > 2001-10-01 >
10月01日-02号

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  1. 石垣市議会 2001-10-01
    10月01日-02号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成13年  9月 定例会(第5回)             平成13年第5回石垣市議会(定例会)                  10月1日(月)                    (2日目)                                開 議 午前10時00分                                散 会 午後 5時27分 出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐    │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │  1 │ 小 底 嗣 洋  君 │ 13 │ 仲 間   均  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │  2 │ 今 村 重 治  君 │ 14 │ 辻 野 ヒロ子  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │  3 │ 伊良皆 高 信  君 │ 15 │ 高 里 正 行  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │  4 │ 宇根底 智 生  君 │ 16 │ 知 念 辰 憲  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │  5 │ 粟 盛 哲 夫  君 │ 17 │ 松 川 秀 盛  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │  6 │ 前 野 尚 史  君 │ 18 │ 亀 谷 善 一  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │  7 │ 宮 良   操  君 │ 19 │ 石 垣 宗 正  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │  8 │ 大 浜 哲 夫  君 │ 21 │ 東嘉弥真  弘  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │  9 │ 大 立 致 市  君 │ 22 │ 南風盛 成 旻  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │ 10 │ 池 城   孝  君 │ 23 │ 大 石 行 英  君 │    ├────┼────────────┼────┼────────────┤    │ 11 │ 富 里 八重子  君 │ 24 │ 砂 川 俊 夫  君 │    ├────┼────────────┼────┴────────────┘   │ 12 │ 石 垣 三 雄  君 │                     └────┴────────────┘                       欠 席 議 員   ┌────┬────────────┐    │番  号│   氏    名   │    ├────┼────────────┤    │ 20 │ 後上里 正 夫  君 │    └────┴────────────┘                      1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局  長 下 野 栄 信 君      次  長 慶田盛   務 君  議事調査 松 原 秀 治 君      主  任 石 垣 博 史 君  係  長                                主  事 當 真 政 光 君              議  事  日  程 (第2号)┌────┬─────────────────────────────────────┐ │日  程│          件               名          │ ├────┼─────────────────────────────────────┤ │第  1│           一般質問                      │ └────┴─────────────────────────────────────┘                                                          本日の会議に付した事件及び処理結果┌────┬──────┬──────────────────────────────┐ │件  名│ 氏  名 │        処 理 結 果(質問事項)         │ ├────┼──────┼──────────────────────────────┤ │    │      │1.情報通信行政について                  │ │    │      │ (1) 沖縄e-island宣言について               │ │    │      │  ①沖縄県は、7月26日「沖縄e-island宣言」を発表しましたが、 │    │      │   その受け皿づくりを明らかに              │ │    │      │2.観光行政について                    │ │    │      │ (1) JTA・農協観光について               │ │    │      │  ①JTAと農協観光との運航契約によって今秋、東北から  │ │    │      │   5,500人の観光客が来島するが、この企画に本市がどのよう │ │    │      │   に関わったのか。そして今後どのように展開していくのか。│ │    │      │3.教育行政について                    │ │    │      │ (1) 新川小学校の外壁のフェンス化について         │ │一般質問│大浜 哲夫君│  ①PTA等の関係者からも要請のある新川小学校の外壁のフェ│ │    │      │   ンス化は早急に実現すべきだと思うがどうか       │ │    │      │ (2) 中高校生のガス吸引について              │ │    │      │  ①浦添市で8月21日、カセットこんろ用のボンベからLPガス│ │    │      │   を吸引し、中学生が酸欠死した事件が発生した。本市でも中│ │    │      │   高校生のガス吸引の実態はあるのか。          │ │    │      │4.交通行政について                    │ │    │      │ (1) 道路運送法の一部改正(バスの需給調整規制廃止)について、 │    │      │  次のことを明らかに                   │ │    │      │  ①法の改正内容の概要について              │ │    │      │  ②本市における休・廃止届出の実態            │ │    │      │  ③沖縄生活交通確保協議会の状況と協議内容、法的位置づけ│ │    │      │   について                       │ └────┴──────┴──────────────────────────────┘                                            ┌────┬──────┬──────────────────────────────┐ │    │      │  ④八重山地区協議会の開催状況と協議内容、法的位置づけに │ │    │      │   ついて                        │ │    │      │  ⑤石垣市バス対策会議の開催状況と協議内容、法的位置づけに│ │    │      │   ついて                        │ │    │      │  ⑥類似地域(宮古地区)の取り組みの状況について     │ │    │      │  ⑦法第80条「有償運送の禁止及び賃貸の制限」と自家用バス │ │    │      │   「スクールバス等」の整合性について          │ │    │      │  ⑧バス運行対策費補助金交付要綱沖縄振興開発特別措置法│ │    │      │   の関連性、整合性について               │ │    ├──────┼──────────────────────────────┤ │    │      │1.市道・農道の管理状況について              │ │    │      │ (1) 平久保半島の東線市道の管理について          │ │    │      │ (2) タナドー線管理について                │ │    │高里 正行君│ (3) 大浜南後原線管理について               │ │    │      │ (4) すべての農道管理について               │ │    │      │2.外山田地内休憩場及び遊具施設内へのトイレの設置、施設内の│ │一般質問│      │  管理について                      │ │    │      │3.外山田地内の休憩場に通ずる前勢岳林道の管理について   │ │    ├──────┼──────────────────────────────┤ │    │      │1.交通事故防止対策                    │ │    │      │ (1) 高校生を中心とした若年層と高齢者対策         │ │    │      │ (2) 道路標識等や危険箇所の点検と対策           │ │    │      │ (3) 「交通安全対策」システムの整備            │ │    │      │  ①マップの整備                     │ │    │      │  ②交通安全情報メールの発信               │ │    │      │2.行政サービスとまちづくり                │ │    │辻野ヒロ子君│ (1) 「行政サービス運動」の促進              │ │    │      │ (2) 市民サービス「快援隊」の設置             │ │    │      │ (3) 「行政経営委員会」の設置               │ │    │      │ (4) 「高校生議会」の開催                 │ │    │      │3.環境問題                        │ │    │      │ (1) 八重山高校学校家庭クラブ活動の普及、「地球環境を守ろ │ │    │      │  う!学校からの発信」~生ごみリサイクル~        │ │    │      │ (2) 有機性資源の循環利用に向けた環境づくり        │ └────┴──────┴──────────────────────────────┘                                            ┌────┬──────┬──────────────────────────────┐ │    │      │4.八重山食肉センターの経営状況について          │ │    │      │ (1) 今後の経営方針と経営改善               │ │    │      │ (2) 再建検討委員会の運営強化               │ │    ├──────┼──────────────────────────────┤ │    │      │1.失業問題と市民生活の現況について            │ │    │      │ (1) 行政の長としてどのように考えるか           │ │    │      │2.財政について                      │ │    │      │ (1) 現状と今後の見通し                  │ │    │      │3.環境問題について                    │ │    │      │ (1) 赤土流出防止対策の推進をどのようにされるのか     │ │一般質問│      │4.産業振興と基本インフラの整備について          │ │    │      │ (1) 振興プラン策定についての基本的な考え方について    │ │    │粟盛 哲夫君│ (2) 新石垣空港建設に向けて、今後の推進について      │ │    │      │ (3) 石垣港と土砂処理場の今後の計画につて         │ │    │      │ (4) 光ファイバーケーブルの敷設(宮古~石垣)の計画がある │ │    │      │  のか                          │ │    │      │5.公共工事のあり方について                │ │    │      │ (1) 平成14年度と14年度以降の計画について         │ │    │      │ (2) 平成13年度上半期の執行状況              │ │    │      │ (3) 業者指名選定において平均的、かつ平等で地域の雇用と経済│ │    │      │  に反映し得る発注体系かどうか              │ └────┴──────┴──────────────────────────────┘                                                           平成13年第5回石垣市議会(定例会)                   10月1日(月)                    (2日目)                                開 議 午前10時00分 ○議長(小底嗣洋君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり、一般質問となっております。  質問に入る前にお諮りをいたします。今回の一般質問通告者は15名であります。よって日程上、本日から3日間は4名とし、最終日に3名の割り振りで進めてまいりたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               〔(異議なし)という者あり〕 ○議長(小底嗣洋君) ご異議なしと認めます。  よって、そのように取り計らってまいります。さらに、念のため申し添えます。質問時間は当局の答弁を除き1人40分以内となっております。なお、質問時間の譲り合いは原則として認めませんが、特に関連質問がある場合に限り、質問者の時間の範囲内でこれを許します。  それでは、これより質問通告書の順を追って一般質問を行います。最初の質問者、大浜哲夫君の質問を許します。大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) おはようございます。過日ご通告申し上げてありました1つ、情報通信行政について、2つ観光行政について、3つ教育行政について、4つ交通行政についての4項目に対し質問及びご提言を申し上げますので、市長初め部課長の皆様方の積極果敢なるご見解を賜りたいと存じます。  具体的な質問及びご提言に入ります前に、先月11日に、アメリカニューヨークで発生しました、同時多発テロ事件につきまして、若干の所見を述べてみたいと思います。市民各位が、既にご承知のように、先月の11日、米国におきまして、同時多発テロ事件が発生し、6,000人余の人々が犠牲になられました。犠牲になられた皆様方やご遺族の皆様方に、遠く石垣市から深い哀悼の意を表するものであります。テロや暴力は民主主義の大敵であり、人間として絶対に許すことのできない、卑劣極まりない非人間的、反社会的な行為と断じ、心底から激しい怒りを覚えるものであります。私たちは国内に限らず、国際社会におきましても、言葉とペンと正義、即ち非暴力で合法的に主義主張を唱えるべきであり、武器や暴力をもって意志の表示をすることは言語道断であります。ブッシュ米国大統領は、今回のテロを戦争行為と呼び、大掛かりな報復措置を断行しようとしていますし、日本も米国支援法を法制化して支援を行おうとしています。私はこのような形での報復行為は、テロ暴力の連鎖の拡大につながり、テロ撲滅の根本的な解決にはならないものと思慮する見解であります。特に我が沖縄県は、極東一の米軍基地を抱えており、嘉手納基地や知花弾薬庫などがテロの標的にされる可能性が考えられるからであります。国連や国際社会は、テロの首謀者や共犯者、テロ支援国に対して国際司法刑事法定を設置し、国際法に基づいて厳正な処罰を図るべき道を選択すべきと考えます。また、国連を中心にテロが発生する原因の徹底究明を図る恒常的な国際会議を開催し、テロ撲滅に心血を注ぐべきだと考えます。私は、国際社会が戦争への道を着々と歩みつつある緊迫した状況に心から危惧し、政府が準備している米国支援法は憲法前文及び第9条に抵触する集団的自衛権の行使となり、憲法改悪、有事法制化の道を切り開くものであると、したたか憂慮している一人であります。  さて、具体的な質問に入ります。1点目は情報通信「沖縄e-island宣言」についてであります。  沖縄県稲嶺知事は7月26日、「沖縄e-island宣言」を発表いたしました。この「沖縄e-island宣言」は、ITを活用した県民生活の向上と、自立に向けた持続的発展を目指すことや、全ての県民が一体となって取り組んでいく決意を県内外に力強く表明することを目的としております。この宣言の目的、即ち1つ県民生活の向上、2つ経済の持続的発展、3つ県民一体となった取り組みからして、当然本市におきましてもその目的達成に向けた施策や受け皿がなければならないと考えます。従いまして、宣言の施策や受け皿についてのご見解を賜りたいと存じます。  2点目は観光行政、JTA・農協観光についてであります。  日本トランスオーシャン航空は、8月29日、農協観光との間に東北-石垣市-平良市間のチャーター便運行の契約締結を発表いたしております。それによりますと、運行期間は10月末日から12月上旬までとなり、青森・宮城など東北の6県7空港と石垣空港を74便のチャーター便で結ぶこととなっています。また、運行規模は宮古便も含めて合計111便となり、全便満席になりますと5,500人以上の観光客が来島することとなるようであります。そこでお伺いいたしますが、このようなビッグな企画に本市がどのように関わってきたのか、そして今後どのように展開していくのか、ご見解をお聞かせください。  3点目は教育行政、新川小学校の外壁のフェンス化と、中・高校生のガス吸引についてであります。  まず初めに、新川小学校の外壁のフェンス化についてでありますが、学校の外壁のフェンス化は見える学校、気がつく子ども達の遊び、動き等々があり、学校周辺の市民及び父母の皆様方からも好評であり、高く評価されているところであります。ご承知のように、新川小学校は東側のみがフェンス化されており、極めて残念な状況にあります。西側のフェンス化は、緊急性があると指摘するものがあります。即ち、50~60mにわたり20㎝から30㎝も傾き、危険な状況にある箇所があるからであります。これまでもPTA関係者などからもフェンス化の要請があったとは思いますが、早急にフェンス化を実現すべきだと思います。特に教育長のご見解を賜りたいと存じます。  次に、中・高校生のガス吸引についてお尋ねいたします。去る8月21日、浦添市で中・高校生がカセットこんろ用のボンベからLPガスを吸引し、中学生が酸欠死亡した悲しい事件が発生しております。好奇心で吸引したとは思いますが、あまりにも軽率であり、命を大事にする「命どぅ宝」の教育方針が瓦解していくような悲しく寂しい思いをいたします。そこでお伺いいたしますが、本市でも中・高校生のガス吸引の実態はあるのか、明らかにしていただきたいと思います。  4点目に交通行政、道路運送法の一部改正についてお尋ねします。  乗合バスの需給調整規制の廃止を内容とする道路運送法の一部改正によりまして、新規参入や不採算路線からの撤退が容易に可能となりました。本市バス事業者に置かれましても、不採算性路線の撤退の予定があると承っております。予定どおり撤退が現実的なものとなるならば、市民の足は奪われ、学生やお年寄り、いわゆる交通弱者の移動手段がなくなりますし、バス事業に従事する労働者の解雇やリストラが現実的なものとなります。よって次のことを明らかにするとともに、再質問で生活交通の確保に向けて論議を深めたいと思います。  1、道路運送法の改正内容の概要について。  2、本市におけるバスの休・廃止の届け出の実態について。  3、沖縄県生活交通確保協議会の状況と協議内容及び法的位置づけについて。  4、八重山地区協議会の開催状況と協議内容、法的位置づけについて。  5、石垣市バス対策会議の開催状況と協議内容及び法的位置づけについて。  6、類似地区(宮古地区)の取り組み状況について。  7、道路運送法第80条「有償運送の禁止及び賃貸の制限」と自家用バス「スクールバス等」との整合性について。  8、バス運行対策費補助金交付要綱沖縄振興開発特別法との関連性及び整合性について。  以上で質問要旨の説明は終り、再質問は自席より行います。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。情報推進課長。 ◎情報推進課長(当山信佳君) おはようございます。情報通信行政についてお答えいたします。  「沖縄e-island宣言」は、全ての分野にITを生かして、人・物・情報が行き交う沖縄県の現実と国際社会への貢献を強調した内容であります。情報技術を活用した県民生活の向上と、沖縄県経済の自立に向けた持続的発展を目指し、県政や行政、産業界が一体となってITに取り組む決意を表明したものであると考えます。  さて、本市における「沖縄e-island宣言」の受け皿につきましては、基本的には現在策定中の石垣市情報化計画にその方向性と姿勢を示していきたいと考えております。  宣言の主な分野であります1点目の情報通信関連分野の人材育成に関する基本方針、2点目の沖縄情報産業の振興、3点目の沖縄県総合行政情報通信ネットワーク、4点目の沖縄県行政情報化計画の推進につきましては、沖縄県や関係団体と連携しながら対応していきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 観光課長。 ◎観光課長(久場良淳君) おはようございます。JTA・農協観光についてのご質問にお答えいたします。  「農協観光わんからキャンペーン」の一環として、JTAと農協観光は東北7空港と石垣島・宮古島間にチャーター便の運行契約を行っております。このことは、これまでの岩手との種もみ交流や、仙台観光キャラバンなどが実を結んだものであります。  実施時期は、第1便が10月26日で最終便が12月5日までの三泊四日のパターンで楽しんでもらおうとの計画であります。石垣市としても、八重山観光を取り巻く厳しい現状を踏まえ、受入れ体制を整えキャンペーンが成功裡に終了するように、大濱石垣市長、観光協会長を筆頭に、官民一体となった誘客受入れ活動を展開してきました。具体的には、受入れ業者の協力を得て、川平湾のポスター1,500枚を作成し、農協観光、東北営業本部管内の全支店・支所に送付し、宣伝してもらいました。また、集客の促進を図るため、三泊四日の日程で東北キャラバンも実施してきております。さらに5月8日、農協観光視察団32名が石垣島に来島した際は、大濱石垣市長の歓迎あいさつ、ミス八重山より花束の贈呈を行いました。受入れ協力団体は歓迎の横幕をもってあたたかく迎かえました。  次に今後どのように展開していくかについてお答えいたします。  受入れ業者10社、関連団体4社、竹富町・石垣市で仮称農協観光八重山チャーター便受入れ検討会を設置し、そこで歓迎セレモニーなどを協議して、スムーズな誘客受入れ活動を展開していきたいと考えています。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 教育次長。 ◎教育次長(花城荘安君) 教育行政について、1点目の新川小学校外壁のフェンス化についてでございます。  新川小学校外壁のフェンス化は、早急に実現すべきと思うがどうかということでございます。お答えいたします。  当該小学校の東は既にフェンス化され、北側と南側は民間に隣接している事情からコンクリートブロック塀になっています。ご指摘の箇所は西側のブロック塀約125mフェンス化のことだと思います。  学校施設整備の考え方として、学校敷地の外壁は今後フェンス化を考えています。ご質問の新川小学校のフェンス化については、学校側の要望もありますので、前向きに検討を図っていきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(大泊孝君) おはようございます。大浜哲夫議員の質問にお答えいたします。  中・高校生のガス吸引の実態はどうなっているかということであります。昨年、カセットこんろ用ガス吸引による事故が県内で発生しております。平成12年7月17日付けで沖縄県教育委員会教育長から、カセットこんろ用ガス等の吸引に関する指導についての通知がありましたので、教育委員会では同年7月17日付、石教学第755号で各学校へファックスで通知し、児童生徒への指導の徹底を行ってきたところでありますが、本年8月21日にも浦添市でカセットこんろ用ガス吸引による中学生の死亡事故が発生し、県民に大きな衝撃を与えました。  教育委員会では、この事件を重く受け止め、小・中学校へ8月23日付、石教学第969号でカセットこんろ用ガス等の吸引に関する指導についてを通知し、事件の未然防止に万全を尽くしているところです。  本市の中学校・高校生の実態ですが、これまで中・高校生のガス吸引事例の報告はありません。しかし、報道等の影響を受け、児童生徒が模倣することも予想されることから、家庭・関係機関と連携し、危機意識を持って未然防止に取り組んでいるところです。  また、入手困難になったシンナーや薬物に代わり、カセットこんろ用ガスやライターのガスの吸引事故は増えることが予想されます。カセットこんろ用ガスを吸引することで心筋梗塞や酸欠死を引き起こすなど危険性を考えると、他の薬物と同様に薬物乱用防止指導の対象とする必要があります。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 商工課長。 ◎商工課長(藤田幸宏君) おはようございます。大浜哲夫議員の交通行政、道路運送の一部改正についての8項目の質問についてお答えいたします。  1項目、法改正の概要について。道路運送法の一部を改正する法律が平成12年5月通常国会において成立し、平成14年2月施行となっております。改正内容の主な点、要点は、1点目、需用調整規制を廃止し、事業への参入を免許制から許可制に改める。2点目、事業の休止・廃止を許可制から事前届出制に緩和する。3点目、運賃・料金を許可制から届出制とするというものであります。  2項目の本市における休・廃止届出の実態についてお答えいたします。現在、バス事業者より休・廃止予定路線として8路線の申請がなされております。路線名は、川原線、廃止予定平成15年4月。川平線、廃止予定平成16年4月。西回り一周線、廃止予定平成14年4月。東回り一周線、廃止予定平成14年4月。平野経由伊原間線、廃止予定平成14年4月。平野線、廃止予定平成14年4月。吉原線、廃止予定平成14年4月。西回り伊原間線、廃止予定平成14年4月。以上の8路線でございます。  3項目の沖縄県生活交通確保協議会の状況と協議内容、法的位置づけについてお答えいたします。県生活交通確保協議会は、平成13年3月22日開催の第1回協議会において要綱が承認され、同協議会が設置され、平成13年4月26日、第2回協議会において事業者から休・廃止予定路線の表明の報告、廃止予定路線の概況説明、地区協議会の詳細検討の指示等が協議されております。協議会の構成は、沖縄県企画開発部地域離島振興局長、沖縄総合事務局運輸部長、地区協議会の代表市町村長、社団法人沖縄バス協会会長の以上であります。法的位置づけといたしましては、乗り合いバス事業について需給調整規制廃止を内容とする道路運送法改正法が成立し、平成12年5月、平成14年2月1日から施行されることとなっており、平成11年4月の運輸政策審議会答申で需給調整規制廃止後の生活交通の確保策について、県が中心となって協議会を設置し、協議することが適切であるとされ、こうしたことから県の生活交通確保協議会として、県内の乗り合いバス等の生活交通の確保を図ることを目的として、同協議会が設置されております。  4項目、八重山地区協議会の開催状況と協議内容、法的位置づけ。市協議会は沖縄県生活交通確保協議会設置要綱第2条第5項において規定されており、八重山を初め宮古、南部、中部、北部地区に設置されております。八重山地区協議会の開催状況は、平成13年6月1日に第1回協議会が開催され、1点目、バス事業者から赤字経営の状況、廃止予定路線について。2点目に県から市町村のバス対策会議の設置について。3点目、国の新たな補助制度の概要の説明がなされ、それぞれの立場から意見交換をいたしました。第2回会議は、去った9月20日、先島地区合同会議が宮古において開催され、バス路線補助制度の説明として、国庫補助事業について、県単補助等について説明を受けてきたところでございます。  5項目の石垣市バス対策協議会の開催状況と協議内容、法的位置づけ。石垣市バス対策協議会は、県生活交通確保協議会要綱第4条第2項において設置が規定されており、平成13年6月15日に石垣市バス対策会議設置要綱を制定、第1回対策会議を6月27日に開催、開催とともに同対策会議設置要綱の説明、バス事業者による事業の概要説明を受け、その後、各公民館と意見を交換いたしました。  6項目の類似地域、宮古地区の取り組みの状況についてでございますが、宮古地区におきましても5月31日に宮古地区協議会が開催され、9路線の廃止を検討しているとのことであり、八重山地区同様、第2回地区協議会の説明会後、各市町村の対策協議会で検討して、第3回地区協議会において最終的な結論をまとめるとのようでございます。  7項目の法第80条「有償運送の禁止及び賃貸の制限」と自家用「スクールバス等」の整合性について。道路運送法第80条では、自家用自動車は有償で運送の用に寄与してはならない、ただし災害のため、緊急を有するとき又は公共の福祉を確保するため、やむを得ない場合であって、運輸大臣の許可を受けたときはこの限りではないと規定されており、有償運送を認める除外規定がされております。従って、公共の福祉を確保するため、やむを得ない場合、例えば過疎地域における公共交通を最低限補償するためには、市町村自ら白ナンバー車で運行することができ、よって自家用スクールバス等の自家用自動車を用いて路線バスを走らせるという方法を取ることができるということになります。  8項目、バス運行対策費補助金交付要綱と沖縄振興特別措置法との関連性、整合性についてでございますが、総合事務局・県に問い合わせたところ、特にバス運行対策費補助金交付要綱と沖縄振興特別措置法との関連性はないとのことでありました。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 当局の答弁は終わりました。引き続き大浜哲夫君の再質問を許します。  大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) 再質問を始めますけれども、本来ならば順序よくということになりますけれども、今回は趣を変えまして交通行政から再質問をしていきたいと思います。  道路運送の一部改正は先ほどご説明がありまして、平成12年5月に公布、平成14年2月1日から施行ということになります。その改正内容は、課長が申し上げたとおりであるわけであります。私が本問題を取り上げて、市長初め市当局の姿勢を、あるいは施策を聞くに至った経緯は、バス事業所に働く労働者及び労働組合の政策及び制度要求に基づいているということをご認識をしていただきたいと思います。事業者の撤退の大きな理由は、乗車密度が低い、いわゆる不採算路線のためであります。これが8路線にわたることになります。これに加えて、国の支援策がこれまでと違いまして広域的かつ幹線的なものに変更となりました。即ち、複数の市町村にまたがる路線がこの石垣市にないため、直接な補助がなくなっているわけであります。8路線廃止のデメリットは、皆様方もご承知のように計り知れないものがあるわけであります。私なりに考えたことを申し上げてみたいと思います。  1つは、市民の足が奪われる。取り分け学生、お年寄りのいわゆる交通弱者には深刻な影響が出てくるものと予想されるわけであります。  2つは、沿線の集落は過疎化が急速に進む、過疎化が進めば、学校が廃校となる。学校が廃校となれば、ますます過疎化が進んでいく悪循環をたどるわけであります。  3つ目は、バス事業に従事する労働者の解雇及びリストラという深刻な問題が惹起してまいります。  4点目は、一人旅観光入域客にも影響が出てまいりました。観光立市のイメージダウンにつながるものと考えられます。  5つ目、恐らく来年運用供用開始がされるであろう保健医療福祉センターの利用にも影響が出てくるものと考えられます。  併せて6つ目でありますが、老人福祉センターの利用にも影響が出てくるものと考えられます。  そこで、石垣市における事業者は、公的支援が確実に約束されるならば、先ほど課長からご説明がありました全路線をこれまでどおり運用していきたいということを語っております。  そこで質問をいたしますが、1つ、先月27日、バス事業従事者の労働組合であります私鉄県連及び東労組からの生活交通確保に向けた要請をどのように受け止めておられるのか。  2つ、8路線を継続するとの方針で、市及び県補助金、国からの特別交付税は幾らになり、市の実質的な持ち出しは幾らになるのか、明らかにしていただきたいと思います。  3つ目、生活バス路線指定申請書、これは石垣における地域協議会で方針化をしたものを県に申請をするわけであります。この提出リミットが10月20日であるが、地域協議会はいつ開催するのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) おはようございます。大浜哲夫議員の質問にお答えいたします。  まず第1点目の先月27日、私鉄県連ですね、それから東運輸労組から生活交通確保に向けて要請を受けました。その件につきましては市長と私、それから商工課長が受けまして、その要請を真摯に受け止め、継続する方針という形で一応お答えしてあります。その件についてはそういう形で答弁させていただきたいと思います。  それから2点目につきましては、商工課長の方に計算して報告させていただきます。  それから3点目の地域協議会の開催でありますが、10月20日が締切りでありますので、地域協議会を議会終了後、10月中旬に開催したいと考えております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 商工課長。 ◎商工課長(藤田幸宏君) 大浜哲夫議員の2点目の8路線を継続するとの方針で、市及び県補助金、国からの特別交付税は幾らになり、市の実質的な持ち出しはどれぐらいあるのかということでございますが、平成12年度の補助金額で計算しますと、市補助金1,548万円、県1,270万7,000円となっております。それで特別交付税措置ということで80%が特別交付税として措置されますので、その額が1,238万4,000円となります。市の補助金1,548万円から特別交付金の1,238万4,000円を控除しますと、309万9,000円となり、市の実質的な持ち出しと言いましょうか、その額は309万9,000円ということになります。  以上でございます。
    ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) そこでズバリまた、核心に入るわけでありますが、先ほど課長からお答えがありました石垣市のバス支援に対する実質的な市の持ち出しが300万円ということでありました。個人的におきましては300万円というのは非常に大きな額でありますが、4万市民の足を確保するためには、行政におかれましては300万円程度なら全路線継続できるものだろうと私は思いますが、その点についてのご見解と。併せて、10月中旬に開催される地域協議会の結論もそういう方向に持っていってほしいと思うわけであります。ご見解をお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) お答えいたします。  実質的には300万円ぐらいという金額になっておりますけれども、平成14年度は継続して8路線を走らせるという考え方であります。そういう意味で、今後、将来に向けてはですね、石垣市の財政事情、その他、関係課とも庁議等も開きながら調整させていただきたいと思います。  それから協議会につきましてはですね、6月に開かれまして、その時に関係者、公民館でいろいろと話し合いをしておりますので、その辺でもできるだけ継続できるような方向で審議をしていきたいと考えております。           〔(ちょっと休憩して。)と言う大浜哲夫議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 暫時休憩します。                                休 憩 午前10時41分                                再 開 午前10時42分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) お答えいたします。  地域協議会におきましてもですね、平成14年度は継続していく方針で結論を出したいとそのように考えております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) はい、ありがとうございました。  問題は、平成15年度以降ということになろうかと思いますが、これは今後の大きな課題というふうに捉えていきたいと思いますし、行政当局もそのようにお答えをしております。  そこでですね、毎年、毎年バス事業者から撤退の届出が出るものと予想されるわけですね。それはなぜかということになりますと、この8路線において乗車密度が低いから結局県単の補助さえなくなろうとしているわけであります。問題は、課題は、この乗車密度の向上に考えていかなければならないわけであります。そこで、地域協議会で乗車密度の向上を図ることをテーマにして、協議してみたらどうだろうかというふうに思います。現在、本市における事業者が乗車率を高める1つの工夫として、シルバーパスを発行しております。こういうものであります。このシルバーパスは2万円出すと6カ月間乗りたい放題というような特典がある制度なんです。従いまして、行政におかれましてもこのシルバーパスの有効活用をして、乗車密度を高める施策も必要ではないだろうかというふうに思います。  それから、月に1度全市民的にノーマイカーデーを設置して、バスを利用する。特に市職員は率先して、もちろん私もです。乗車密度を上げる努力をすべきではないだろうかというふうに思います。  それと教育委員会に申し上げたいと思いますけれども、現行のスクールバスを民間委託なされているようですけれども、現実的なことを申し上げますと、子ども達が路線バスに乗るべきだけれども、たまたまスクールバスで運んでくれる時があるそうです。そうしていただくと、乗車の密度が低くなるわけですよね。従いまして、ぜひ契約を遵守してもらうようご指導していただきたいと思います。  以上、お答えをお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 教育次長。 ◎教育次長(花城荘安君) 実は、学校のスクールバスでは子ども達の登・下校がなかなか難しい、従って東運輸さんの事業体である東さんのお力をお借りして、一部路線については契約を別にいたしましてですね、今、子ども達の送り迎えをしているわけですが、今後もこう理解をしているわけであります。  この度のまずバスの需給調整、規制廃止に伴って非常に委員会も憂慮しているわけでありますが、まずその私ども教育委員会といたしましては、平成13年度の予算を交わしておりまして、スクールバスの更新事業で当初、従来の大型バス61人乗りの運行計画であったわけでありますが、この度の制度化によるバス会社の路線バス撤退方針が表明された以上ですね、その教育現場が混乱しないようにという形で計画変更を今いたしまして、今定例議会に係る補正を今提出してあるんですが、これを61人の大型バス1台から中型バス2台に変更して、僻地に準ずる地域の教育条件の整備を図っていこうと考えているわけでありますが、先ほどの東運輸さんのその会社の存続ということもございますので、その点はそれなりにまた検討を図っていきたいと思っております。               〔(休憩。)と言う大浜哲夫議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 休憩します。                                休 憩 午前10時49分                                再 開 午前10時49分 ○議長(小底嗣洋君) 再開いたします。教育次長。 ◎教育次長(花城荘安君) やはり契約は契約なりの運行というのが建て前ですが、実は東さんのこの時間帯とのちょっとずれもございまして、こういうのがたまにあったかと思います。今後は徹底を図っていきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) お答えいたします。  貴重なご提言ありがとうございました。乗車密度を高めるための方策ですね、それから先ほどお示しになりましたシルバーパス、そういうものを広くその地域の方々が利用していただくと、それからノーマイカーデーですか、そういう1つの新しいアイディアを地域協議会の中で私たちがいろいろと検討しながら、そのバス路線を継続するためのいろんなその新しい方法を考えていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) 乗車密度が低い路線が西回り伊原間線、次に平野線、そして3つ目に吉原線と言われておりますが、先ほどのご答弁で平成14年度は継続していきますよということでしたけれども、平成15年度からは、さらに状況を考えて結論を出していきますと言っております。この西回り伊原間線、平野線、吉原線が平成15年度の撤退のターゲットになるだろうというようなことが考えられますけれども、乗車密度を上げる施策の考え方があるのか、どうなのか、ご見解をお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) お答えいたします。  先だって6月に行いました地域協議会の中で、私たちと、行政と、その東運輸の方々との話し合いの中に、その密度を高める方策というものをいろいろと話し合いはされております。その中で、今、川平リゾート線ですか、それが非常にバスとしては好調な状態が続いているということですので、そういうのも含めまして、今、言う廃止が予定されております8路線につきましてですね、いろんなその新しい方策というものを、密度を高める方策というものをこれからいろいろと考えさせていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) はい、今のご答弁に心からご期待を申し上げます。  あかんまパーク経由の路線も非常にいい考え方ではないかと思いますよね。いつも議会のたびごとにあかんまパークの活用の問題が議論になっています。必ず出てくるのは足の問題ですよね。従いまして、あかんまパーク経由平野、川平という路線も考えられるのではないだろうかといふうにご提言を申し上げておきたいと思います。  次に自家用バスの考え方についてお聞きしたいと思います。  9月7日、石垣市北西部5校地区連絡会議の路線バス代替運行の要請がありまして、市当局としてはスクールバス2台で対応していきたいというお答えが返ってきております。しかしですね、自治体がスクールバス及び福祉バスなどの代替措置をする所もあるとは思いますけれども、かなりの負担になってくるわけであります。と申しますことは、1つは運行管理者を配置をして、拠点に常駐をしなければならないし、運行表の作成などの仕事があると。2つ目はですね、整備管理者も配置をしないといけない。仕事の内容は、事業用自動車に必要とされる整備点検もしなければならないというようなことが謳われております。さらには、十分な数の運転者の確保が義務付けられております。なぜならば、勤務時間などを配慮した考え方からであります。それと損害賠償の措置もしなければならない。総じて営業バス並みの体制が必要ということが条件付けられているわけであります。  そこでお尋ねしますけれども、先ほど申し上げましたように代替措置には厳しい条件がありますし、その条件を満たすには体制、整備、経費がかかるわけであります。従いまして、平成15年度以降、スクールバスなどの代替運行の方針でいくのかどうなのか、また平成15年度以降、委託の考え方もあるのか、その辺りのご見解をお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) お答えいたします。  先ほどの提言の中で、サッカーパークあかんま経由伊原間行きというご提言ありがとうございました。私たちとしてもですね、快速バスとか、いろんな形でその8路線の中に仮に内容は同じであってもですね、そのユニークなそういうものを作り上げて運行できないか考えていきたいと思います。  今、ご質問の代替措置については非常に厳しい面があるということです。確かにご指摘のとおりでありまして、それをスクールバスに平成15年度以降替えていくことができるかどうか、これにつきましても教育委員会、その他、関係各課と調整しながら検討させていただきたいと思います。  それから委託の問題ですけれども、実質的にはスクールバスなどに代替した方が安いのか、それとも委託した方がいいのか、そして現在のままバス路線を継続していった方がいいのかですね、その辺を総合的に判断しながら検討させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) 今後の問題はですね、やはり公的支援の下に全路線を継続していくことが市民のためでもあるし、事業者のためでもあるし、労働者のためになるわけですよ。ひとつそういう視点で平成15年度以降の交通行政を考えていただきたいと申し上げまして、次に移りたいと思います。  情報通信行政について質問をいたします。  予め申し上げておきますけれども、市長のご感想を聞きたいと思います。と申しますことは、「沖縄e-island宣言」をご紹介をしたいと思います。「情報通信技術の飛躍的な進展は、国境や距離を越えて、人々の生活や経済活動に大きな変革をもたらします。私たちは、新たな時代を切り開く先駆者として、先端分野を積極的に開拓し、全ての分野にITを生かして、人・物・情報が行き交う沖縄、世界を舞台に活躍する平和で豊かな沖縄を実現します。この島に生まれるものは輝く喜びを、学ぶものには未来を切り開く力を、働くものには希望と誇りを、暮らすものには健康と長寿を、訪れるものには安らぎを、羽ばたくものには限りない未来を、私たちは沖縄が国際社会に貢献することを願い、世界と共生するe-islandを目指します。」これが宣言の内容であります。市長の率直なご感想をお願いいたします。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) おはようございます。中身が代わりますのであいさつをさせていただきます。  「沖縄e-island宣言」につきましては、私たちとしても情報技術を活用した県民生活の向上、県経済の自立に向けた継続発展を目指して、県民や行政、産業界が一体となってITに取り組む決意というものを表明したものと受け止め、石垣市としても市長を先頭に積極的に対応していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) いつ高木さんが市長になったかなと思ってびっくしております。宣言の指針は、「生まれるものには輝く喜びを、学ぶものには未来を切り開く、働くものには希望と誇りを、暮らすものには健康と長寿を、訪れるものには安らぎを、羽ばたくものには限りない未来を、世界と共生するe-island」が宣言の指針であります。先ほど情報推進課長からご答弁がありましたように、石垣市情報計画を策定していきますということでありました。この宣言の指針を石垣市情報化計画にどのように生かしていくのか、具体的な考え方をお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 情報推進課長。 ◎情報推進課長(当山信佳君) お答えします。  石垣市情報化計画の方向性、姿勢、そして進捗状況でありますが、中身は大きく分けて2つに分けてあります。まずは庁内における計画と、それから地域の計画に分けてであります。  庁内の計画につきましては、職員からアンケートを取る中から、ITに対する考え方をほぼまとめてあります。それから、各課における各種計画、システムを推進していくと同時に、中・長期的な計画も今、具体的に検討しているところでございます。  それから地域計画については、国や県の補助事業を活用しながら計画を策定中であります。その計画の基本的な考え方は、市民の声や希望を取り入れながら策定をしていきたい。で、本年度の早めに、今ご質問の「沖縄e-island宣言」の指針を生かした形で計画を策定していくと、こういう考え方であります。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) この件につきましては、議会のあるたびに私は質問し、意見を提起してきております。結論から申し上げますと、なかなか前に進まないなあというのが率直な意見であります。政府は平成15年度までに電子自治体を立ち上げたいとしております。さらに、本市は情報産業振興地域にも指定されております。関連企業の集積、立地に協議会を設立して取り組むということも明言していらっしゃいます。企業集積のための税制優遇措置も、本市でも講ぜられました。県においてもマルチメディアアイランド構想、情報通信関連分野の人材育成に関する基本方針、情報通信産業立地支援ガイドなども作成され発表されております。このように環境は整備をされてはおりますけれども、石垣市情報化計画並びに企業立地のための協議会の立ち上げ等々、私にとりましては全く見えないわけであります。何が要因なのか、ご見解をお願いします。  また、石垣市情報化計画と併せて実施計画ももちろん作るべきだと思いますが、ご見解をお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 情報推進課長。 ◎情報推進課長(当山信佳君) お答えいたします。  庁内における環境整備については、電子自治体を目指して各システムの構築を今しているところであります。まず「とぅもーるネット整備事業」につきましては、本年度から平成17年度に向けての事業でございます。それから「地域イントラネット基盤施設整備事業」、平成14年度事業でございます。「総合行政ネットワーク」、平成13年度から平成15年度にかけての事業であります。それから「滞納管理システム」、今年度計画しております。それから「固定資産税システム」、今年から来年度にかけての事業であります。「文書管理システム」、平成14年度計画しております。それから「住民基本台帳ネットワークシステム」、今年度から平成15年度にかけての計画であります。  地域整備については、特にご指摘のIT関連企業の集積については、ご指摘のとおり遅れております。要因は何といっても宮古-石垣島間における光ファイバーケーブルが敷設されておらず、情報格差が生じているところに要因があると考えております。なお、この光ファイバーケーブルについては、早期敷設に向けて努力していきたいと思っております。  また実施計画については、今、策定中の石垣市情報計画と併せて策定していきたいとこう思っております。ご提案ありがとうございます。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) 宮古-石垣間の光ケーブルが敷設されていないということも理由に上げておりますけれども、光ケーブルと直接関係ない電話でできるコールセンターなども有効な企業だというふうに認識しております。いずれにいたしましても、企業集積する、立地するという協議会を立ち上げて、この中からどうするかということが先決だろうと思いますので、そういうご努力をさらにお願いをしておきたいと思います。  観光行政について再質問をいたします。  このような、1つ目にはこのようなビッグな企画を全国の農協に拡大していく施策の展開を図るべきではないだろうかと。  2点目は、今回の企画での経済的波及効果をどのように試算をしているのか。  3つ目、リピーターとなりうるメニューは策定されているのか。  4つ目、石垣市の関係者との交流はどうなのか。  5つ目、ネットワーク形成による農業に関する情報の交換は考えているのか。  5つのご見解をお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 観光課長。 ◎観光課長(久場良淳君) 5項目のご質問に対してお答えいたします。  農協観光本社東京では、2001年1月から2002年3月までの15カ月間、同社としては初めての沖縄キャンペーンとなる「わんから沖縄キャンペーン」、期間中の沖縄への総客目標を10万人を展開しております。今回のチャーターもその一環として実施されるものであります。もちろん、これまでこれだけの規模のチャーター便運航は航空会社、石垣空港にとっても初めてであります。ご質問の全国農協に拡大する施策の展開はないかとのご質問ですが、沖縄キャンペーンがその一環でありまして、全国の中でも東北が八重山チャーター便であります。今後、この計画が盛会裡に終えると、他の地域の農協観光さんも運航計画をしてくるものと思います。  次に経済波及効果ですが、東北7空港から5,000人余の観光客が1人平均12万円のツアー料金 を支払い八重山へ訪れます。その中から、航空賃を除くと全体で約2億4,000万円が八重山経済 へ反映されることになります。その他には、観光客1人1人がお土産を購入したり、あるいは飲食したりします。その消費額を約1万円と試算しますと、単純に計算すると約2億9,000万円の消費額になります。経済への波及効果ですが、県が示した乗数効果の1.66を掛けると、約4億1,500万円という大型観光団になります。  また、リピーターとなるメニューの策定でございますが、既にチャーター便で行く八重山・先島7島巡り等の募集チラシを作り、石垣島の観光地や、あるいは工芸館、それから西表の仲間川遊覧等の内容で、八重山の魅力を存分に味わっていただくようメニューが作成されていますので、リピーターの役割は果たしてくれるものと確信しています。  今度のチャーター便の旅行日程は三泊四日で、東北7空港から石垣島到着時間が午後6時から7時で、初日の時間帯からしても石垣市の関係者、地元の農協、あるいは農家との交流は厳しいものがあるかと思います。また二日目は、小浜島の宿泊。三日目は宮古島での宿泊と、日程的にいっても難しいものがあるのではないかというふうに考えられます。しかし、ネットワークの形成による農業に関する情報の交換は可能かと思いますので、農協関係者と連携を取りながら、情報の交換を実施していきたいと考えています。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) これも心からご期待を申し上げておきます。  教育行政、新川小学校外壁のフェンス化について再質問を行います。  既にご承知のように、西側の外壁は傾いているんですよね、道路側に向かって。そこで検討をするという前向きに検討はすると言っておりますけれども、後ろ向きでないからいいでないかと言い方もあるかも知れないが、やはり緊急性を帯びるものでありますから、例えば12月議会に補正を出して、今年度中にあの傾いた所だけでもいいですから、先行的にフェンス化を図るという考え方はありませんか。 ○議長(小底嗣洋君) 教育次長。 ◎教育次長(花城荘安君) ご質問なんですが、私ども予算編成の基本姿勢といたしまして、限られた財源の範囲内で重要性、緊急性、重要性、必要性という形で一応検討を図るわけでありますが、私ども見る範囲において、傾いているのは傾いているんですが、基礎部分はまだしっかりしているのではないかという判断をいたしていたわけでありますが、今ご指摘に係るとするならばですね、今一度調査をし、危険であるならば12月辺りに補正を考えていきたいなと思っております。なにせこの120mの距離間でありますので、その金額を計算してみますと400~500万円かかるわけですね。教育委員会としては、これは腰高を一応ブロック塀にして、上をフェンス化ということで考えているわけです。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) お金の話をされると非常に私も辛いんですけれどもね、次長、教育長、塀があるでしょう、内側に向いていたら子ども達に危ないですよね。傾いていて。これが道路に傾いているわけですよ。大変…見方なんですけれども、内側だったら緊急性がある、外側だったらそうじゃないという考え方ではないとは思うんですけれども、いずれにしても危険性には間違いないわけですよ。前向きな検討を先ほど言いましたように、今年度中で実現するぐらいの気持ちでないといけないだろうと思います。教育長、お願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 教育長。 ◎教育長(村田栄正君) ただ今ご指摘いただきましたように、あのデイゴの木があってですね、それでもってブロックを持ち上げているというのが事実です。そのために道路側に傾いているんですね。ですからそこら辺りの根を切ってちゃんとしないといけないだろうなということは考えております。  今おっしゃるように、もう一度ですね、ちゃんと確認しまして、そこら辺りをやらなければいけないんでしたら12月辺りで補正を組んで、その部分だけでも、木の根っこのある部分だけでもフェンスにするか、またはそこら辺りを検討させていただきたいと思います。以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 大浜哲夫君。 ◆8番(大浜哲夫君) 終わります。 ○議長(小底嗣洋君) 以上で大浜哲夫君の質問は終わりました。10分間休憩いたします。                                休 憩 午前11時15分                                再 開 午前11時30分 ○議長(小底嗣洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。次の質問者、高里正行君の質問を許します。高里正行君。 ◆15番(高里正行君) おはようございます。これより、通告書の順を追って本員の一般質問を行いますので、当局の誠意ある答弁をお願いをいたします。  まず初めに、平久保半島東線の市道の管理についてお伺いをいたします。  本員は、当市道の管理状況については度々質問しておりますが、当局の答弁では県道に認定し、整備をしていただくことが得策であると答弁もしておられますが、県道に認定して整備がなされるまでは市道としての役割が果たせるような市道の管理に努めることが当局の大事な努めだと思います。当市道の現状を見る限りでは、通行もできない大変危険な状態であり、当局は早急に現地も十分に調査し、誠意をもって管理に努めることが望まれます。市民を初め、観光に来られる方々がいつでも安全で交通ができる市道を管理することが当局の大事な努めであり、市道に認定されている全ての市道を立派に管理がなされることは、本市の観光産業の面からも、又は全ての農業の面からも最も大事なことであり、特に平久保半島の東線の市道を立派に管理することは、本市にとって重要不可欠かと思います。現在は、管理もされずして放置されていることは、本市に観光に来られてレンタカーを利用し観光される観光客も、又は市民が所用、又はドライブで通行するには現道では困難で、危険で不便な状況にあり、当局においては現地も調査をし、市民がいつでも安全で通行のできる市道にしていただくことが望まれます。見解をお伺いします。  次にタナドー線の維持管理についてお伺いします。  タナドー線は現在も幅員の拡張工事が進められておりますが、既に工事が完了した道路は立派になり、車の交通にも安全でありましたが、年がたつにつれて管理が不十分で行き届かないために、現在の道路は両端からの雑草で幅員が狭められ、危険な箇所が多くあり、市民の中からも市道の十分な管理が望まれているところであります。道路は立派に整備されましたが、管理が行き届かないために交通に不便で、危険な箇所が多いことは、当局の道路管理に対する誠意のなさではないかとこう思うのであります。島の発展は道路からとも言われております。道路を立派に管理することが本市の全ての産業にもつながっていくものと思います。特に当タナドー線は、朝夕の出勤、退勤時には白保、宮良、三和、川原からの車で交通の激しい路線であるために、道路の十分なる管理が特に望まれているのであります。当局においては現地の状況も調査をし、迅速に対応していただきたい。見解をお伺いします。  大浜南後原市道の管理についてお伺いをします。  当市道に放置されていた車両等については撤去されまして、良かったと当局に対し感謝しておりますが、今度は市道の両端に繁茂している雑草で道路の幅員が狭まれ、道路の使用度が半減し、車の交通が大変危険であるために、一日も早い雑草の除草が望まれるところであります。特に当市道は、大浜中学校へ通ずる市道であり、十分なる維持管理がされることは大事なことであります。現在のような道路の管理状況では、十分に行き届いた管理がなされているとは思えません。市道は市民がいつでも安全で使用できることが最も大切なことであり、現在のように道路の端から雑草に覆われた状態では、残念な限りであります。市道は市民が安全で安心して使用できるように管理することが当局の大事な努めであると思います。係る課においては市道の遵守は怠ることなく遵守をし、対応していただくことが望まれます。  農道の管理状況についてお伺いします。  本市の市道・農道は、年を追って整備されてきておりますことは本市の繁栄に大きくつながっていくものと思います。また、農業を初め、全ての生産面でもよきことでありますが、残念なことにせっかく農道が立派に整備されましても、管理が不十分であるために市道同様、道路の両端の繁茂する雑草で道路の使用度も狭まれ、雑草の種子を生産しているようなもので、その雑草の種子は農地に飛び、農地内で繁茂をし、農業を営んでおられる農家の皆さんにとっては、その雑草の除草のために過重な労働が強いられ、農業生産にもよくないことだと思います。このようなことからも、現在農業を営んでおられる農家の皆さんは、当局の誠意ある農道の管理を強く望んでおります。当局においては、常に農道は巡視しておられるとは思いますが、ただ巡視するだけではなく、いかにすれば農道が立派に管理され、市民が安心をして農道の使用ができるように、そして農道の両端に繁茂をしている雑草を一日でも早く除草することが当局の大事な努めではないかと思います。現在のように管理されなく放置されたような状態では、前にも述べているように雑草の種子を生産し、農地に無造作に撒き散らし、農作物の成育にも大変影響を及ぼしていると思いますので、農家の皆さんが雑草の除草のために過重な労働にならないためにも、農道の両端に繁茂している雑草を除草し、農道の行き届いた管理は当局の重要な努めであると思います。見解をお伺いします。  外山田地内の休憩所及び遊具施設内にトイレの設置並びに施設内の管理についてお伺いをします。  平成4年度、5年度で林業者定住化促進事業で多額の国や県の補助でもって、林業者の健康増進を目的に休憩所、駐車場、遊具等の施設がなされましたが、施設のある所ではぜひ必要とされるトイレが設置されておらず、このように大勢の市民や観光客が立ち寄る箇所では、市の単独事業ででも設置されることが望ましいことでありますが、現在まで設置されてないことは当遊具施設を利用される市民にとっては大変ふびんであると思います。当休憩所や遊具施設の現状を見る限りでは、衛生面でもよくありません。市民が当施設を利用したくても、人間の排せつ物を処理する施設が整っていなければ、使用もできません。そのような施設は宝の持ち腐れ同様なもので、市民は当施設を十分に使用するには、施設内にトイレの設置を強く望んでおります。施設を管理する担当課でも、長年管理をして必要性については十分分かっておられると思いますが、予算が伴うことでありますので、現場も十分に調査もして、市民の望みに応えるのも大事な努めだと思います。また、施設内の管理も怠ることなく管理することが利用する市民も快適な気持ちで利用もできると思います。当局の誠意ある答弁をお伺いいたします。  次は外山田地内の休憩所、遊具施設に通ずる前勢岳林道の管理状況について質問の予定でありましたが、本員は質問の前に現地を調査したところ、雑草の除草や立木の枝打ち等もなされ、車の往来も見通しも十分でありますので、質問は省略しますが、要望はします。当林道は、市街地に最も近い林道でありますので、市民の利用度も多いことから、車の交通安全を考えての林道の管理が大切であります。当林道は、外山田に設置されている休憩所や遊具施設に通ずる林道でもありますので、土曜・日曜ともなりますと、家族連れでドライブを楽しみながら施設内の遊具で子どもや孫たちを遊ばせるために来る車が多く、市民の利用も高い林道であることから、交通安全が優先しなければなりません。せっかく立派な林道が開通しており、市民が自然に親しむには最適な林道であると思います。市民が自然に多く触れることで、自然を大切にする市民が多くなることだと思いますので、林道は常に怠ることなく巡視もして、立派に管理することが当局の大事な努めであると思います。またせっかく自然林を伐開してまで林道を通した価値もあると思いますので、これからも当局は誠意をもって管理されますことを強く要望をします。  再質問は自席から行います。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君の質問に対する当局の答弁を求めます。土木課長。 ◎土木課長(宮城孝君) おはようございます。市道の管理について順を追ってお答えをいたしたいと思います。  土木課が管理している市道については、路線本数にして776本余りあり、また総延長にして350㎞余りにも及び、島内の各地を広範囲にわたって網羅しています。そのため日頃は主に人口が集中している生活道路を優先的に維持管理をしていまして、管理は主に側溝の浚渫、路肩部の清掃、歩道や路肩部にはみ出した草木や雑草及び障害物等の除去、さらには路面補修等を行っています。  日頃から市民が安心して通行できるような道路の維持管理に心掛けていますが、先ほど述べましたように路線本数及び総延長が膨大な量のため、路線によっては気が付かなくて見落とすこともあるかと思いますが、今後とも鋭意努力して維持管理に努めてまいりたいと考えています。  ところで平久保半島の管理についてですが、当該路線のように路線沿いに住宅等がない道路につきましては、必要に応じ適宜対応しているのが現状でありますので、早速現地調査をしてですね、通行に支障のないように対応していきたいと考えています。  次にタナドー線と大浜南後原線の管理についてですが、両路線とも定期的に管理はしているのですが、日頃人口が集中し、市民生活に密着した生活道路に比重を置いて優先的に管理している関係上、気が付かないことがあったかも知れませんが、早速現地を調査をし、対応していきたいと考えています。  それから摩耗し見えにくくなっています道路標示(白線)については、交通量の多い市街地の道路から優先的に実施していく計画をしており、当該道路についても他の路線も含め年次計画を立てて対応していきたいと考えています。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) むらづくり課長。 ◎むらづくり課長(仲唐英彦君) おはようございます。全ての農道の管理についてお答えします。  整備した農道については、通作や農作物の輸送等に支障のないように、また交通安全を図るためにも道路際に繁茂をしている雑草等の除去に努めていますが、今後とも交通安全や農作物輸送等に支障のないように、適切な農道の維持管理に努めてまいります。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 農政経済課長。 ◎農政経済課長(黒島直茂君) おはようございます。高里正行議員のご質問にお答えいたします。  外山田地内休憩所及び遊具施設内のトイレの設置並びに施設の管理状況についてお答えいたします。  当該施設は、前勢岳一帯の森林総合利用を促進するとともに、林業者並びに市民の健康増進のための施設や森林レクリエーション施設を導入し、林業者の定住化並びに地域林業の振興を図る目的で設置された施設であります。ご提言のありました休憩所のトイレの設置についてでございますが、現在、前勢山林道東入口の林業総合センター広場と安らぎの森に各1棟、合計2棟設置してありますが、休憩所より遠距離であるため、今後利用する市民の皆さまが快適に当施設を利活用するため、休憩所のトイレにつきましては補助事業等で導入できるのかどうか、県とも調整の上、市民のニーズに応えるため設置に向け検討いたします。  施設の維持管理につきましては、現在定期的に除草・清掃を行っていますが、管理する中において特に空き缶、弁当の残り物等が散乱しており、市としても定期的に除去をしていますが、空き缶等の投げ捨てが後を絶たず、管理作業に支障を来しているのが現状であります。今後は、空き缶・弁当の残り物、ちり等は持ち帰っていただく等、市民の皆さまのご協力が得られるよう看板等を設置し、快適に施設が利用されるよう維持管理に努力してまいります。  次に林道の管理でございますが、今後とも当前勢山林道を含む4本の林道の維持管理につきましては、市民の皆さまが安全で快適に利用されるよう、引き続き鋭意努力してまいります。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 当局の答弁は終わりました。引き続き高里正行君の再質問を許します。  高里正行君。 ◆15番(高里正行君) 再質問を行います。  先ほどの課長の答弁では、必要に応じて対応していくという趣旨で答弁をされました。しかし、平久保半島を観光するには、行きも帰りも同じ道を通ります。このことは大変無駄が多く、せっかく東の線は市道に認定もされ、市道でありますので、十分に管理が行き届いておるならば、レンタカーを利用して来られる観光客の皆さんも、そのまま同じ道を通らずして東の素晴らしい景色を眺めながら観光もされるだろうとこう思います。  必要に応じてとこう言われますが、現地をね、課長、現地に行って見てください。これは今絶対に車は通れません。あの状態では大変危険です。私はこれを質問をするために2~3日現地に行きました。あそこではイファンガーラ、サキャンガーラとあります。サキャンガーラを越える辺りではだいたいは道路はよろしいんですが、そこには採草地があるからよろしいんです。それを越えてもう1つのカーラに行きますと降りられません。昔のクバ山クイツから下に降りると降りられません。あれは大変危険な状況にあります。まずこの議会が済みましたら現地に行かれて、いかにすればこの道路が市民が、観光客が県道で整備されるまで安全で通れるか、これを検討していただきたいと思いますがどうですか、この辺は。 ○議長(小底嗣洋君) 土木課長。 ◎土木課長(宮城孝君) 確か平久保半島線については、去年までは安良村の史跡調査でですね、史跡巡り、又は半島内の視察、さらに半島部落の豊年祭等がありましてですね、そのために通行に支障がないように数回にわたって補修した経緯があります。しかし今年は牧場関係者、私の記憶の中には牧場関係者からの要請だけがありましてですね、それで部分的な補修を行ってきております。しかし今議員がおっしゃったように全線的にわたって通行に支障があるということですので、早速現地を調査してですね、支障がないように対処していきたいと思っております。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君。 ◆15番(高里正行君) ぜひ現地を調査もされて、支障のないような市道にしてください。現地は今現在、全く通れない状況にありますけれども、しかし無理をして前輪駆動の車で歩いている市民がおられるようです。もしものことがあるならば大変なことです。あれはあの道路は、私はある私の友達が子ども達が夏休みだからみんな回って行こうと思ってドライブしようと思って行ったけれども、全然通れる状況ではないと、こういうふうに8月の中旬ぐらいにこう聞きまして、これは2~3年前は順調に久宇良の牧場まで抜け出ることができましたのに何でこのようになったかと思って私は自分で行きました。それも前輪駆動のある車で乗って行きました。しかしどうしても安良の川には降りられません。これから南から通れるかなと思って、今度は久宇良の牧場の中から入りましたけれども、しかし久宇良の牧場を過ぎると門を開けると、これから向こうも通れません。その間というのは絶対にもう通れない状況にあります。これはもう完全な通行止めをしなくてはならないなとこう感じました。ここは危険ですから、管理が不十分ですから通行できませんという看板等も作った方がよろしいじゃないかなと思うぐらいです。そのような看板を作るあれはありませんか。 ○議長(小底嗣洋君) 土木課長。 ◎土木課長(宮城孝君) 先ほどお話しましたようにですね、通れないということですので、全線にわたって。それで調査をして通れるようにしたいということです。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君。 ◆15番(高里正行君) はい、今の言葉を聞きたかったんです。通れるように補修したいということを聞きたいからこのようなことは質問をしました。しかしね、皆さんが通れるようにするまでは、どのぐらい時間がかかるかと言いますと、大体はこれは予算が伴うことですから時間がかかると思います。その長距離ですから。その間に、もしもですよ、現地を分からずして内地からの観光客がレンタカーを利用してここに行って、不測の事態が起こったとしたら、どのように対応していかれるのか。その辺あたりも答弁できればひとつお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(豊川雅行君) まず先に担当課長より答弁されておりますけれども、これだけの長い路線を管理しているわけですので、特に住宅地を優先的に管理しているという答弁をしております。この路線はどちらかと言いますと民家が入っていないことも現実でございます。ましてその認定した市道に認定した経緯等も十分考慮していただきたいと思っております。  ただ今のご指摘は確かもしそういう危険が発生するということであれば、看板等の設置も検討してみたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君。 ◆15番(高里正行君) 現地を見る限りではですね、いつ不測の事態が起きても不思議ではありません。皆さんはその現場を見ておられないからこのように軽々く言いますけれども、しかしですよ、市道に看板が、通れませんと看板をかけるというは大変これは恥ずかしい話ですよ。市道はいつでも通れるように補修してでも通れるようにしておかなければならないはずです。看板のことは考えずにぜひ補修でもして、通れるようにしていただきたいとこう思いますが、この補修がいつ頃まで、先ほどの課長は対応していきたいとのことでありますし、この補修して車が安全に通れるまでの時間はいつ頃までかかるのか、その時間があればお聞かせ願いたい。 ○議長(小底嗣洋君) 土木課長。 ◎土木課長(宮城孝君) 最近大雨が降りましてですね、この人口の集中している生活道路を優先的に今片付けていっていますので、平久保半島についてはその後だと思います。大体まあ1カ月ぐらい後だと思います。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君。 ◆15番(高里正行君) はい、ぜひ早いうちに補修してください。  あのですね、私はそこの安良、安良村までどうしても行ってみたかったんです。前輪駆動を持っているもので前輪駆動を入れて行こうとしたんだけれども、あまりにも危険です。これは今から補修しても相当の膨大な予算が必要だろうとこう思いますので、ぜひ予算を計上し、市民がまた観光客が安全で通れるようにしていただきたいと思います。  私はこの平久保東線を完全なアスファルトの道路にしてくださいとは言っておりませんので、県道に認定をされ、そして県道として立派に整備されるまでは、市道としての機能が発揮できるように、ぜひとも当局の誠意で進めてもらいたいと、こう私はお願いもしております。またこうすることによって、本市に観光に訪れる内地の方々も東線の素晴らしい景観を味わい、内地に行っては石垣島は素晴らしいよとこういう宣伝もされて、観光産業にも大いに役立つことだとこう思いますので、ぜひとも私などが質問する前に、当局は現地も常に怠ることなく巡視もし、調査もして対応していただくことを心からお願いをするものであります。  次にタナドー線についてお伺いをします。  先ほど課長は十分な管理をしているつもりとこうおっしゃいましたよね。つもりではいけません。私たちが見る限りでは完全な管理はされておりません。あの植栽桝の繁茂をした雑草を見てください。そこから出てくる車は一番危険です。見えません。大型だったら見えるかも知れませんけれども、乗用車あたりでは車の来るのは絶対見えません。そのような危険な状況にありながら管理は十分にしているということは、誠に残念なことです。現地を見てください。これでは完全とは言えないはずです。両方からの両方の白線は見えません。だって車が対向車がいなければ中央線を越えてみんな車は走っております。これは一番危険なことです。見通しのきかないところでもしものことがあって事故が発生してごらん。これはもう大変な大きな事故につながります。この完全な管理がされているという安心感は大変危険ですから、もう一度、一度でも二度でもいい、現地を調査する気はあるのか、ないのか、お聞かせください。 ○議長(小底嗣洋君) 土木課長。 ◎土木課長(宮城孝君) 私は先ほどの答弁で十分な管理をしているとは言っておりません。ただ定期的に管理をしていると言いました。それで定期的に管理をしているんですけれども、先ほど言いましたように人口が集中している生活道路を重点的に比重を置いてやっている関係上、この当該道路については気が付かなかったことがあったかも分かりませんが、今後鋭意努力してですね、定期的にパトロールをして通行に支障のないようにしていきたいと考えております。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君。 ◆15番(高里正行君) 本員は、このタナドー線は毎日のように通っておりますので、365日の内に360日は通っているだろう、通っております。この状況は誰よりも私は分かっていると思います。だからこのようにこの路線の安全性をぜひとも図ってくださいと、こう当局にお願いをしております。  またこの線は、交通事故の多発地帯でもあります。なぜかと言いますと、道路は上等に整備されたけれども、だから車はスピードを出します。しかしそこでは両方からの繁茂をする雑草や、また見通しが植栽桝からの垂れた部分で見通しがきかない。きかないために、接触事故、衝突事故、追突事故、もう絶えず事故の絶えない所はこのタナドー線です。八重山から、石垣から悲惨な交通事故をなくすためにも、ぜひともこのタナドー線は十分なる管理をしていただきたいとこう思います。これからも今現在工事は進められている片端については、大変危険です向こうも。一方では工事をしているし、一方は繁茂をしている草にふさがっているし、どうしても車が通行するには不便です。ぜひともここをもう一度、今一度調査をして管理をしていただきたいとこう思いますが、いつ頃までこのタナドー線の雑草が除去できるのか、この辺の経緯をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 土木課長。 ◎土木課長(宮城孝君) はっきりした時期は言えませんけれども、他の路線もあることですので、とにかく現地を調査しですね、なるべく対応していきたいと考えています。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君。 ◆15番(高里正行君) タナドー線については、ぜひともこの八重山から、石垣から交通事故を悲惨な交通事故をなくすためにも、ぜひとも立派な管理をしていただきたいとこう思います。  次に南後原線ですね、行ったことありますか。向こうの市道の南後原線は、車の捨て場だったんです。しかし、その車も冒頭で申し上げたように立派に片付けられましたけれども、道路の両端からのシロハナセンダン草、それにテロ草、いろんな雑草が繁茂をして今はやがてあの下水も見えておりません。排水溝も見えない。これは大変な危険な状況です向こうも。その辺あたりは当局も是非とも調査をされて、立派に管理をしてもらいたいと思いますが、この南後原線については急を要しますので、日にちも決めていつ頃にやりますと決定してくだされば幸いと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 土木課長。 ◎土木課長(宮城孝君) 南後原線もですね、タナドー線と同じように現地を調査し、対処していきたいと考えております。タナドー線をする前に南後原線から対応していきたいと考えています。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君。 ◆15番(高里正行君) ぜひですね、この南後原線を優先して明日でもいいです。すぐしてください。そうしないことには、今あそこを通るある知人が昨日も私のところに、ここを調査しに来ましたら私のところに寄ってきて、こちらはいつ除草するんですかということを聞いておられました。しかしこれは当局の仕事ですから私では答えられませんよというふうにして答えましたけれども、私の見る限りでは今あえて質問をしているのは、ここはそのままの状態では大変なことになりますなと、「だろうね」と言うから、思うからこうしてあえて質問をしております。これは市民からの訴えだというふうに受け取っていただいて、迅速に対応していただければ大変助かります。このタナドー線は大浜中学校に通ずる道路でもありますので、もし作業をなさる時は大浜中学校の西までずーっとやってもらえば大変いいことだと思いますので、このように作業を進める気持ちはあられるのか、これを明確にお答え願いたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 土木課長。 ◎土木課長(宮城孝君) 道路管理者として管理することは当然だと思いますので、そのようにやっていきたいと思っています。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君。 ◆15番(高里正行君) はい、ぜひこの先ほどもタナドー線については優先して整備をしていくという答弁でありましたので、ぜひともこのタナドー線は急を要する所でありますので、早いうちに…。        〔(済みません。南後原線ではないですか。)と言う者あり〕  南後原線。この南後原線は急を要する所でありますので、ぜひともですね、早いうちに除草し、市民が安全で交通ができるように管理していただくとこの場を借りてひとつお願いをいたします。  次に外山田の休憩所、それから遊具施設内にトイレの設置について、課長はできるものなら補助事業を入れてでも設置したいとこう言っておられました。しかし今現在は、両入口に森林組合の木炭を生産している所と、西の方にトイレはありますけれども、あまりにも遠い。それは4㎞あります。私は計ってみました。4㎞歩いて用を足す人はなかなかおりません。こちらから大浜ですよ。大浜まで歩いて用を足しに行く人はおりません。ぜひともですね、その現場でトイレを設置していただきたい。これは市の単独予算でも何か工夫すればできないものかなと、この補助事業がいただけるまででも、こう市の単独予算ででもできないものか。この点もお聞かせください。 ○議長(小底嗣洋君) 農政経済課長。 ◎農政経済課長(黒島直茂君) 休憩所につきまして、トイレにつきましては、ぜひとも必要だとは思っております。今後、市の財政状況を見据えながら検討していきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 高里正行君。 ◆15番(高里正行君) 今課長から財政事情を見据えながら対応していきたいという明るい話もありますけれども、しかしそこね、またその施設を管理するためにはですね、毎日のようにでも多くの市民、観光客の寄る場所ですから、清潔にしていただきたいとこう思うんですけれども、私は昨日も行ってきました。あそこはまったくちり捨て場です。あの遊歩道路の両方を見てください。あれはね、空き缶、それで弁当箱、食べ残りの魚の骨、いろんなものがあります。これはね、私は2週間前ぐらいにも行きましたけれども、そのままありました。昨日行ってもありました。そしてそれを見ると皆さんはこの場にあまり足を運んでいないなとこう見受けられます。このような…               〔(怠慢だな)と言う者あり〕  今怠慢と側から言っているけれども、しかしいわばもう怠慢ですよ。この管理をするためにはいろんなご苦労があると思います。またご苦労することによって市民がまた観光客が喜んで利用もできることでもありますので、ぜひとも今課長がおっしゃったように単独事業でも、補助事業でもよろしいから、早くこう設置をしていただきたいとこう思います。管理については、この今私が申し上げましたこのちり捨て場のような感じは、今すぐにでも皆さんが何かの工夫をすればできると思いますので、ぜひとも立派な管理をしていただきたいとこう思います。  この施設に通ずる前勢岳林道については、先ほど課長もおっしゃっておられたように、私も昨日も現場に行きまして、この4㎞車で歩きながらこう見てきました。今のような管理であるならば、安心をしてここでドライブをし、そしてまた自然を満喫しながらこうする市民も多くなって、自然を大事にする市民も多くなることだとこう思いますので、これからも誠意を持って設置された所、それには市道であれ、農道であれ、またこういう施設であれ、林道であれ、立派に管理されますことを願って本員の質問を終わります。 ○議長(小底嗣洋君) 以上で高里正行君の質問は終わりました。午後2時再開することといたしまして、休憩をいたします。                                休 憩 午後 0時20分                                再 開 午後 2時01分 ○議長(小底嗣洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の質問者、辻野ヒロ子さんの質問を許します。辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) こんにちは。最近のテレビのニュースは、殺伐としたアメリカの同時多発テロ事件のことばかりでしたが、昨日は久し振りに明るい話題の番組を見ることができました。ベルリンマラソンで世界記録を樹立した高橋尚子選手の大活躍、そして女子オープンゴルフでは沖縄旋風を吹かし、見事ダブル優勝した島袋みゆき選手と高校1年生のアマチュアの宮里藍選手のプレーは、本当に素晴らしく見させていただきました。今日から10月に入り、スポーツの秋が到来いたしましたけれども、私も自分の体と体力に合わせて10月21日の市民トリムマラソンに挑戦しようかなと密かに燃えているところです。それでは、先日通告いたしました項目に沿って質問を行いますので、市長を初め関係部課長の皆さんの簡潔で明確なご答弁をよろしくお願いいたします。  交通事故防止対策について。「夜の道すてきに目立つ反射材」をスローガンに、秋の全国交通安全運動が9月21日から9月30日の昨日まで実施され、無事終了したことにつき、八重山警察署並びに交通安全協会や各関係機関の皆さまに心から感謝申し上げます。また、市職員の皆さんも今年の夏の交通安全運動に引き続き、今回も最大動員での朝の立哨活動お疲れ様でした。今後とも市民一人ひとりに交通安全思想の普及と高揚を図り、交通ルールとマナーの実態を習慣づけ、交通事故のない安全で快適なまちづくりを実現するために、共に頑張っていきたいと思います。  高校生を中心とした若年層と高齢者対策について。去った9月4日の高校生の交通死傷事故で17歳のあまりにも若い尊い命を落とし、3人が重軽傷を負う大惨事は、家族を深い悲しみに陥れ、関係機関や市民に大きなショックを与え、とても残念でたまりません。4年前にも高校生による4人の交通死亡事故が起き、二度とこのような悲劇を繰り返さないために「交通死亡事故防止郡民総決起大会」なども開催され、命の大切さを訴えてきたにも関わらず、また忘れた頃を狙うかのように起きてしまったのです。全県的に高校生や若年層による飲酒絡みや無免許運転、スピードの出し過ぎなど、交通三悪の事故が多いことが指摘されています。また高齢者も、これまでは被害者に多かったが、最近は加害者の割合が多くなり、逆の傾向になっています。このような状況を踏まえ、当局として地域の実態に応じたきめ細かな交通安全活動が推進されなければならないと思いますが、見解をお聞かせください。  次に道路標識等や危険箇所の点検と対策。先日、交通安全運動中に市内の道路パトロールがあり、それに参加した際、大木が茂って信号機や道路標識が見えなかったり、カーブミラーが壊れていたり、道路の状況などに危険箇所がありました。それは公安委員会、警察署、又は道路管理者である県や市の管轄もあると思います。しかし、市民の生命・財産を守るという立場から、市当局の積極的な点検と対策を講じてもらいたいと思いますが、その件についての見解をお伺いいたします。  次に交通安全対策システムの整備について。交通安全対策について、これからの情報化社会に対応したシステムの整備が必要不可欠だと思います。そこで次の2点についてお伺いします。  マップの整備。市内の地図上に事故情報を書き入れ、交通事故の発生多発地点を明示したマップを作成し、インターネットを通して公開する方法です。  次に交通安全情報メールの発信。交通安全ニュースのメールを発信し、情報ツールを活用していち早く情報を伝達する方法です。以上のことについての見解をお聞かせください。  次に行政サービスとまちづくり。施政方針の健全な行財政づくりの中で、「本市は新しい社会を協働で担う効率的で開かれた21世紀自治体を目指し、市役所が市民への最大のサービス産業との認識のもと、行政サービス向上に努める」とあります。行政サービスについて具体的にどのようなことを進めているのか、また平成8年6月に石垣市行政改革大綱が策定され、5年経過しているが、その後どうなっているのかお伺いします。  「行政サービス運動」の推進。お役所仕事と言われるような仕事の進め方を解消し、具体的に推進するためのアクションプログラムを策定し、全庁的に行政サービス運動を展開していくことについていかがでしょうか。  次に市民サービス「快援隊」の設置。高齢者や体の不自由な方、文書や電話での対応が苦手な方などの意見や要望、相談など、直接伺って対応する必要のある内容や生活に密着した業務に対し、行政の速やかな対応を行うための市民サービス「快援隊」の設置について見解をお伺いします。  次に「行政経営委員会」の設置。行政に経営感覚を導入するために、民間企業のトップ、学識経験者、シンクタンク研究者、公認会計士などに委員になってもらい、提言をまとめていただき、また計画についても助言してもらう「行政経営委員会」についていかがでしょうか。民間企業の経営的視点を取り入れた行政の推進について、当局の見解をお伺いします。  次に「高校生議会」の開催。若者の政治離れを防ぎ、なかなかチャンスのない高校生の意見を聞き、まちづくりに反映することと、高校生に政治参加の重要性を学習してもらうとともに、開かれた議会をアピールするためにも、「高校生議会」の開催について見解を求めます。  次に環境問題。八重山高等学校家庭クラブ活動の普及について。「地球環境を守ろう!学校からの発信」~生ごみリサイクル~。去った9月20日、市民会館大ホールで文部科学大臣賞を受賞した八重山高校の家庭クラブの発表は、自信に満ち、堂々としたもので、本当に感激しました。早速学校へ出向き、先生にお会いし、資料もいただいてまいりました。高校生のこのような素晴らしい活動に取り組んでいる状況を市民に普及し、まちづくりに大いに役に立つものだと思いますが、当局はどのように考えておられるのか見解をお聞かせください。  次に有機性資源の循環利用に向けた環境づくりについて。今回の補正予算で有機性廃棄物複合処理施設基本計画策定委託料がついているが、その内容についてお伺いします。  次に八重山食肉センターの経営状況について。株式会社八重山食肉センターは、2億2,000万円の累積赤字を抱えるなど、経営状況が極めて悪く、血税を注ぎ込んだ過去2度の再建計画も効果を上げることができなかったのです。去る6月に3度目の発足となった再建検討委員会には、経営の抜本的な見直しが迫られています。そこで今後の経営方針と経営改善、再建検討委員会の運営強化の2点について当局の見解をお伺いします。  以上、質問要旨を申し述べ、再質問は自席より行いますのでよろしくお願いいたします。
    ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。市民生活課長。 ◎市民生活課長(野原裕佳君) こんにちは。辻野ヒロ子議員のご質問にお答えをいたします。  まず交通事故防止対策についてお答えします。交通事故防止対策につきましては、関係機関、団体等と連携して、春・夏・秋・年末・年始における交通安全運動を通じて、若年層や高齢者の交通事故防止はもとより、広く市民に交通安全思想の普及・高揚を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践に向けての取り組みなど、交通事故防止対策に努めているところであります。今後とも、交通安全地域講習会の実施など、交通安全運動推進に鋭意努めてまいります。  それから道路標識等、危険箇所の点検と対策についてでございますけれども、道路標識等や危険箇所の点検・対策につきましても、関係機関等と連携を密にして、強力に取り組んでまいります。  交通安全対策システムの整備に係るマップの整備、交通安全情報メールの発信については、情報化社会における新しい要請であると認識いたしております。従いまして、実施に向けまして関係機関と連携しまして、調査検討していきたいと思います。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 企画調整室長。 ◎企画調整室長(池城安則君) 行政サービスとまちづくりについてお答えします。  本市では、環境の変化と時代のニーズに対応した行政システムを構築し、市民サービスの向上を図るため、昭和60年及び平成8年にそれぞれ行政改革大綱を策定し、それに基づき随時見直しを行いつつ、簡素で効率的な行政の確立に取り組み、一定の成果を挙げてきたところであります。今年度は、新たな行政改革を策定すべく、鋭意作業を進めているところですが、改革は次世代への責任と位置づけ、新たな行政システムを目指すこととしております。  次に行政サービス、市民サービスについては、市民の視点に立った行政運営と優しさと暖かみのあるサービスを提供できるよう努める方針で、職員の意識改革を図るため、接遇研修等、各種研修を実施し、窓口業務の見直し、利用方法の改善、申請書類の押印廃止などを進める考えであります。  3点目の行政経営委員会の件については、市政運営にあたっては民間企業のような経営感覚やコスト意識を持ち、常に市民の立場、市民の目線で考え、政策立案につなげる何ごとにも積極的にチャレンジする職場風土への改革に努めていく方針です。新たな行革大綱策定にあたっては、案をまとめ次第、市民代表で構成する行政改革推進委員会に諮問することとなりますが、その際、企業経営の理念や感覚、手法等について提言や助言をいただきたいと考えております。  次に有機性資源の循環利用に向けた環境づくりについてお答えします。平成16年度から家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律施行に伴い、多くの畜産農家がある本市においても、自然循環機能を生かした環境に優しい処理施設の整備が求められております。また近年は、沖縄県においても環境負荷の少ないゼロエミッション構想が策定され、自然と調和した快適な都市空間の創造と、環境衛生の向上を図るための機運が高まりつつあります。このような背景を踏まえ、家畜糞尿、家庭系生ごみ、草木ごみ、し尿等を複合的に処理できる施設整備を検討してきたところであります。今年度は、その整備に向けた基礎データを収集し、方向性を見出だすことを目的とする基本計画策定を行ってまいります。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 広報広聴課長。 ◎広報広聴課長(鹿川幸祐君) 行政サービスとまちづくりの4点目の「高校生議会」の開催についてお答え申し上げます。  高校生議会についてですが、これまで平成8年の1月に市内の中学生を対象に子ども議会を開催いたしました。また平成9年には、石垣市女性模擬市議会を市制50周年の記念事業として開催しております。高校生議会は、市政及び市議会活動に対する関心と理解を深めてもらうとともに、高校生の貴重な意見をまちづくりに反映させる良い機会ではないかと思います。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(宮良長欣君) 八重山高等学校家庭クラブ活動の普及についてお答えいたします。  石垣島の気候風土に適した土着菌を活用して、生ごみリサイクルの調査研究に取り組んできた実績と成果が認められ、文部科学大臣賞を受賞したことは、地域を初め、これからのクラブ活動にとって大きな励みになることと思っております。今後もこの研究成果がこれまでの各婦人会への普及活動や、生ごみ堆肥による草木栽培の実績を踏まえ、地域に広く普及されますよう期待をし、行政としても連帯を図りながら生ごみ処理容器の助成制度の促進と併せて、生ごみの堆肥化、減量化に取り組んでいきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 畜産課長。 ◎畜産課長(喜舎場俊一君) 八重山食肉センターの経営状況について順を追ってお答えいたします。  1点目の今後の経営方針と経営改善についてのご質問にお答えいたします。当センターは設立当時のオイルショック等によって極端に物価が高騰し、施設整備費についても当初予定額よりも大幅に増加したため、操業開始時から資金ぐりが厳しい状況にありました。本市では、肉用牛経営の規模拡大と、養豚経営の団地化による経営規模拡大を積極的に推進し、当センターの頭数の確保に努めてきました。しかしながら、近年、当センターの屠殺頭数は肉用牛については年々増加しているものの、肉豚についてはスーパー等の大型量販店の進出により、安価な輸入豚肉等の攻勢に押され、島内産豚肉の販売量は年々減少してきました。そのことから屠殺頭数も減少し、当センターの屠殺収入が大幅に減少し、経営は一段と厳しい状況にあります。このような状況下にあって、八重山食肉センターは平成13年度の事業計画において、当センターが地域食肉流通の円滑化と畜産振興の上からもなくてはならない重要な施設として、社員一丸となって事業の整理合理化と健全な運営のため、早急に講じなければならないとして、八重山食肉センター再建検討委員会を発足させ、今後の経営方針及び経営改善に向けた諸課題の検討を行い、その再建策に基づき関係機関との連携を強化し、安定的な事業運営に積極的な事業活動を行うとしています。本市としても、八重山食肉センターが本郡における唯一の屠畜処理場であり、畜産振興及び地域の食文化の食肉流通の拠点として位置づけています。そのことから、今後とも当センターの健全経営に積極的に指導・支援をしていきたいと考えております。  2点目に八重山食肉センター再建検討委員会の運営強化についてお答えいたします。八重山食肉センターは、当センターの経営を改善し、運営の立て直しを図るため、諸課題の検討と再建策の立案を目的とした八重山食肉センター再建検討委員会を平成13年6月11日に発足させると同時に、第1回の委員会を開催しております。委員会は、議会議員、県市町行政機関、農協、生産者、精肉業者、株主、理事、有識者等から委嘱された16名の委員で構成され、食肉センターの再建整備に向け、運営改善に関すること、施設設備の整備に関すること、その他食肉センターの改善に関することを協議し、再建策を立案することにしています。第2回の委員会から具体的な課題を提起し、検討に入ることにしていたが、屠畜場法の改正に伴い、平成13年度の整備完了を目指す八重山食肉センターの、屠畜処理施設設備の整備業務の関係機関との調整に時間を要し、第2回委員会の開催が遅れています。現在、平成13年度の施設設備の整備調整業務もあらかた済みましたので、早急に第2回委員会を開催し、具体的な委員会運営がなされるよう、事務局である食肉センターに指導と協力をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 以上で当局の答弁は終わりました。引き続き辻野ヒロ子さんの再質問を許します。辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 順を追って再質問を行いますのでよろしくお願いします。  まず交通事故防止対策についてですけれども、この度の高校生の交通事故で若くして尊い命をなくした新城勇希君は、母親と親戚であり、また隣近所で幼い頃から一緒に地域の活動などもやってきたということでとても残念でたまりません。先日、初七日のお焼香に行きましたら、高校生が大勢来ておりまして、本当にその時はビギンのコンサートの翌日でビギンからいただいたという色紙が遺影の前で飾られており、そして高校生たちがそこで涙して話しておりました。このような事故を二度と起こしてはいけない、命の尊さをこの際、皆で考えないといけないという話をやってきたんですけれども、勇希君の死を無駄にしないためにも、今後このような事故が起きてはいけない、そういう気持ちで今回この交通事故防止のことを取り上げました。入院中の高校生の一日も早い回復をお祈りしながら、また勇希君の冥福をお祈りしながら、この問題、質問を進めさせていただきます。  9月12日の八重山高P連の主催で交通死亡事故防止の緊急大会、そして9月21日の石垣市交通安全推進協議会の主催した秋の全国交通安全運動出発式と同時に行われました交通死亡事故抑止郡民総決起大会に参加して感じたことは、4年前にこの事故が起きたときに、今回事故に遭った子ども達は中学生だったわけですね。そういうことで交通安全というのは当事者の高校生はもちろんですけれども、中学生や小学校の時からしっかりと身に付けないといけないなということを強く感じました。そいうことで平成13年度の中・高校生の交通事故防止対策連絡協議会が県教育委員会主催で6月7日に開催されております。その資料によりますと、八重山管内では昨年1年間で中学生による無免許運転が6件です。今年3月末現在の自転車交通違反警告書交付が中学生で24件、高校生18件となっています。そういう状況を見た時に、やはり交通安全教育というのは、学校教育の中でもしっかりとやっていかないといけない、もちろん家庭教育もそうなんですけれども、そういう意味では今回の事故のこと、特に心を痛めておられると思います教育長の所見からお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 教育長。 ◎教育長(村田栄正君) ただ今辻野議員がおっしゃったように、本当に痛ましい事故がまた起こってしまったということで、本当に多くの市民が涙を流し、残念がっているのは事実でございます。私もそういう中で彼の大中1年の時の私は校長でございましたので、そういうことで本当に残念な思いをしましたし、現在入院している仲大盛君も早めに回復することを祈っている一人でございます。  さて、ただ今指摘にありましたように、中学校・小学校からやはり交通安全ということについては、全校長会とか、学級指導とかいろんな形でされておりますし、警察からも出掛けていろいろと入学時などに交通指導をしてきております。交通安全指導ということ、またその普及ということについては、いろいろな各関係機関でも取り組まれているわけでございますけれども、またして4年たってまたこういう事故が起こったということは本当に悲しいことであり、前回の4名の死というものがあまりにも生かされていないような、あまりにも反省されていないような感じがいたしまして、もっともっとそういう交通ルールというもの、またはそのマナーというものをもっともっとしっかり指導していかなければいけないということを肝に銘じているところでございます。各学校でもそういう取り組みをしていくでしょうし、またいくように努めていきたいと思いますけれども、地域や家庭においてもそこら辺りをもっともっと強力にそこら辺りの思想を考え方を子ども達に、やはり「命どぅ宝」ということを教えていくことが非常に求められていることではないかと、本当に今度こそまた起こさないと、またとこういうことを起こさないという決意を全市民でもって決意を新たにして取り組んでいくことができたらいいなと考えております。今後とも学校教育の中でも頑張っていきたいと思います。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 平成12年度の交通白書をちょっと見たんですけれども、その中で県内の昨年の事故件数が4,294件、そのうち死者が79人、前年より14人増えています。そして16歳から24歳までの死者が37人で、全体の47%を占めています。過去6年間増え続けているということで、さらに65歳以上の高齢者の死者は17人で、これも前年を上回っております。高校生の事故につきましても、発生件数が328件、死者が5人、負傷者が297人、前年に比べてこれも増えております。また道路形状別でも交差点で17件、53%と最も多く、線形別では直線道路上での事故が286件、87%で最も多いというデータも出ております。そういう中で、今教育長もおっしゃっていましたように、交通安全教育は小学校の頃から徹底して教えていかなければいけない、そして家庭・学校・地域が一緒になってそれを繰り返し繰り返し教えることではないかなということを感じます。そういう意味で特に自転車の多い地域なので、自転車のマナー・ルールなどもしっかりと私たちも教えていかなければいけないということを感じます。今回の事故の後でビギンのコンサートがあったようですけれども、その時に私は交通事故郡民総決起大会は、やはり大人の視点で大人の方が今お膳立てをしてやっているわけですけれども、そういうものを本当に子ども達が中心になってできないものか、事故が起きた時にその後にそういう大会をするのではなくて、年に1回ほどは高校生自らの手でそういう大会などが持てないものか、そして大人はサポーターとしてやっていけるような。  実は岡山県のある私立中学校で画期的な交通安全教育がなされている例があります。主役は中学生・高校生、そして大人はサポーターとしてやっていくということで、生徒が中心になって積極的に交通問題を通して命の尊さを考えるイベントを企画し、成功した例があります。ステージも自転車乗りの体験とヘルメットの必要性、それから車の急停止、ダミー人形や自転車との衝突の恐怖とか、シートベルトの効果実験などいろいろあると思います。そういう中で交通安全教育のユニークな発想で子ども達がやっている。  今回その大会の後に、あるところで「挨拶ぶった大会だった」とかということもありましたけれども、それはきちっと主催者の挨拶とかそういうのは必要ではあるんですが、そういうものも子ども達が企画すると、じゃあどうなんだろうということを考えるわけですね。そういうことから、ぜひ子ども達を中心とした総決起大会を毎年1回は開催させるような方向で当局の方もサポートしてやっていただきたい。  そのことと、もう1つは、また若者のミュージシャンがたくさん八重山出身でおられます。そういう人達を呼んでイベントを組んで、そして若者にそういうミュージシャンを楽しませながら、また交通安全教育をやっていくという、その2つの提言に対して当局の意見を求めます。 ○議長(小底嗣洋君) 市民生活課長。 ◎市民生活課長(野原裕佳君) お答えをいたします。  本当にご指摘のように、交通事故が起きる原因ということを考えた時に、小さな交通マナーのいわば守らない、その辺りが大きな交通事故に結びついていくのかなというような感じをいたします。そういうことからしますと、やはり小学生・中学生・高校生の皆さん方に、もっと小さな交通ルール、その辺りをきちんと教育していく必要があるとこのように感じます。そのように考えますと、やはり交通死亡事故を止める、事故防止を図るためには、やはり一人ひとりが交通ルールをきちんと守っていく姿勢が大切であります。そういうことからは、やはり学校生徒自ら交通ルールを守っていこうというようなこの雰囲気づくりも大変必要であろうと思います。そういう視点からも、ぜひとも小学生・中学生・高校生の皆さん方が自らが交通事故に大いに関心を持って、日頃の活動として活動の中で生かしていけるように努めていきたいなと思います。そういう中でやはり今後の交通対策の推進につきましても、その辺りも十分考慮に入れながら、やはり変えていきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 今の答弁ちょっと課長、的を絞ってほしかったんですが、私は2点についてお伺いをしたんですね。高校生・中学生を中心とした交通安全集会、大会ですね、そういう持ち方。それから若いミュージシャン、若者向けのそういう交通安全イベントを企画してほしいということを申し上げたんですが、その点についての答弁がもらえてないです。もう少し具体的にお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 市民生活課長。 ◎市民生活課長(野原裕佳君) 議員のおっしゃるように、自らそうやってほしいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) ぜひ事務局を預かる方としてですね、その問題をもっと真剣に考えて、これから問題提起しておきますので、そういうことも外の名護でも、結構そういう亀井秀克さんを呼んでやったらすごく子ども達が生徒たちが集まって、これで交通安全を訴えたという事例もございます。そういうこともありまして今回、ビギンのコンサートなどもヒントになったんですが、その辺でひとつこれからいろいろなやり方があると思います。そしてまた交通安全運動、高齢者についてもそうなんですけれども、特に最近ですね、加齢に伴って身体機能が低下して、運転するのがちょっと厳しいと思われる方はですね、免許証を返上する方法があるんですね。それについて八重山でまだ3件しかないということなんですが、それはぜひ免許証が返されると、それを身分証明書代わりに使っている部分があるものですから、なかなか返したがらないという部分もあるんですね。その辺で市町村の方で免許証を返したらそれに代わる身分証明書のようなものが発行できないかどうか、その件についていかがでしょうか。 ○議長(小底嗣洋君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(野国昌清君) お答えいたします。  その免許の返納制ですね、これは確か平成10年からそういう法律が取り入れられて、八重山で8件ぐらいですかね、行っている。5件ですかね。              〔(3件。)と言う辻野ヒロ子議員〕  3件ですか、今日私が問い合わせてみたら8件か5件、そういうあれを。そういうことで我々もですね、今年から地区を対象にした地域講習会、そういうのを一応この間、伊原間で持っています。その後川平ですね、それから大浜辺りも随時こういう講習会を持っていきたいと思います。そういう中で、そういう制度があるということもぜひピーアールをしていきたいと。  それと確か皆さん返納に…何か身分証明代わりに使っているということでですね、この辺りはちょっと内部で検討してみたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) ぜひですね、やはり年齢と伴って身体機能が低下するわけですから、高齢者の事故が多いだけにですね、その辺も今後検討していただきたいと思います。高齢者については現在、八重山自動車学校の協力でそちらで実践教室を行っておりますが、それも高齢者だけではなくて、高校生、中学生、小学生も協力していただいて、そこでやるのが一番効果的ではないかという意見もありますので、その辺での交通安全指導もぜひ頑張っていただきたいと思います。  それから道路標識等の危険箇所についてですが、これも道路標識等、公安委員会とか道路管理者が設置管理することになってはいるんですけれども、その中で私もパトロールしてみたんですが市内をですね。道路がちょっと変形的な、今朝の質問の中で高里議員があのタナドー線の話をしておりました。私も実はそこの道路を警察の方で調べましたら、1年間で5件事故が発生しているわけですね。その道路が黄色い中央線が両方ともあるんですね。直線、陸運事務所の方から行く道路にも黄色い中央線、そして向こうから来る後ろの方からくる道路も黄色い線、みんな優先だと思ってそこで事故が発生するんじゃないかと、その辺の道路の整備ですね。道路が変形的な道路になっているものですから、そこで結構事故が多いんですね。そこにストップの道路標識もあるんですけれども、それがちょっともう少し寄せないといけない状況、私は昨日も行って見て来たんですけれども、その辺の状況などもチェックしていただいて、土木課などと一緒に連携を取りながらやっていただきたい。  それから市民会館前の道路の中央線についても以前からお願いしていますが、いかがでしょうか。 ○議長(小底嗣洋君) 市民生活課長。 ◎市民生活課長(野原裕佳君) 市民会館前の中央ラインのことですね。私もよくまだ調べてございませんけれども、やはり当然中央ラインがあってしかるべきだと思います。どうしてまだできていないのかもよく調べてですね、早めにこれを対策ができますように努めていきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) その他にもいろいろございます。例えばマックスバリューの所の道路もまだきちっとしていないですよね。そこは県のものだということで県の方に確認しましたら、もう年度内にはそれはできるということも聞いております。そういうことで県は早いけれども市が遅いんじゃないかという声もありますので、その辺ぜひですね、もっと積極的にやっていただきたい。先日の道路パトロールの中でたくさんの大木を伐採していたんですが、まだまだあります。それもですね、チェックしていただいて、特に市道は市の運行管理ですのでね、その辺りでパトロールしていただいて、運動期間中だけではなくて日頃から市民の交通の妨げになっている部分がありますので、その辺も課長は先日バスで調査をなさったようですがいかがでしょうか。 ○議長(小底嗣洋君) 市民生活課長。 ◎市民生活課長(野原裕佳君) この前、平田観光の方との連携でバスに乗り込んで視察することがありました。私は一緒に同行できなかったんですけれども、担当が行って調査をしております。大変バスから見ると普通考えるよりももっと交通に支障を来す箇所がたくさんあるということが確認されておりまして、それにつきましても交通安全期間中だけではなくて、日頃からこういう信号機とか、それからいろいろ交通障害になっているものにつきましては除去するなりの対応をしていかなければいけないとそのように感じております。  それと先ほど話されております道路のパトロールにつきましては、今回、秋の交通安全運動の中で実施をいたしました。市道がありますし、県道がありますし、国道もあります。そういう中でまだ農道があるわけですけれども、各部署担当の方ともっと綿密な連携を取りながら、日頃からこの点検をして未然に交通防止対策ができますように、鋭意努めてまいりたいと思っております。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 今後ともその辺をチェックしていただいて、ぜひこれは県道だから、これは国道だからということではなくて、市民の安全のために頑張っていただきたいと思います。  次に交通安全対策システムについてですけれども、実はこれは交通事故の発生した場所を地図に落としてマップにしていただいて、それを発信する方法ですけれども、ぜひそれは可能だと思います。そういうことで事故が多発する所、それから交通事情をそれで分かれば観光地としてまたメールで流すなりやっていただくと大変いいんじゃないかと思いますが、それとそれから情報メールも一緒ですね。これは実は今回の死亡事故で勇希君のことでメールが結構生徒たちが見ているんですね。もう何百通もメールが届いていたということで、結構そのメールを利用した情報化時代に合ったですね、そういうメールを利用した交通安全対策というのも必要ではないかということをお願いしているわけですけれども、その件についての提言として受け止めていただきたいと思います。  そして本市は交通安全対策の総合的な計画的な推進を図るためにですね、交通安全計画というのを作らないといけないと思うんですけれども、平成12年で切れていると思いますが、その後どうなっているんでしょうか。その件についてお尋ねします。 ○議長(小底嗣洋君) 市民生活課長。 ◎市民生活課長(野原裕佳君) お答えいたします。  交通安全の実施計画、それにつきましてはご指摘のとおり、平成12年で切れておりまして、今年、平成13年から平成17年の5年間の計画、その策定に向けて今取り組んでいるところです。実は県の方でも既にできておりまして、若干遅れておりますけれども、早いうちに策定をしていきたいということで今策定に向けて取り組んでいるところであります。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 県の方から取り寄せたんですが、もう県は第7次の交通安全計画が既に出来上がって市町村にも下りていると思います。そういう意味で交通安全対策基本法の第18条の第1項にですね、これは市町村の交通安全対策会議を置くことになっておりまして、本市でも条例が昭和61年12月1日に施行されております。そういう中で交通安全計画を作成しなければならないし、交通安全対策会議を置かなければいけない、それをずっと置いていないんですね。そういう16名の委員がいて、きちっとそういう対策をやっていかないといけない、推進をしないといけないんですけれども、その件について5年間どういうことだったんでしょうか。 ○議長(小底嗣洋君) 暫時休憩します。                                休 憩 午後 2時47分                                再 開 午後 2時48分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。市民生活課長。 ◎市民生活課長(野原裕佳君) どうも先ほどは失礼しました。条例に基づく会議等々取り決めがあるわけですけれども、私も4月に来ましてその間にもまだ持っておりません。従いまして、しかしそれに代わると言いますか、この石垣市の交通安全推進協議会の事務局も私が見ていることもあって、そういう中では対応しているつもりですけれども、やはり条例に沿った協議会等につきましては、早急にこの体制を整えまして、それに基づいた協議会などができますように努めていきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 第6次のものが私の手元にあるわけですけれども、これが結局5年間何もされていなかった、推進についてもですね、その対策会議も一度も持ったことがないんじゃないかという気がするんですね。だってその時の名簿がもうここにいらっしゃらない方たちなんですよ。だからそれが全然条例に基づいて推進がされていないということと思うんですが、いかがですか。 ○議長(小底嗣洋君) 休憩します。                                休 憩 午後 2時50分                                再 開 午後 2時51分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。市民生活課長。 ◎市民生活課長(野原裕佳君) ただ今の件につきまして、詳細に私どもも調査をきちんとしまして、後ほど報告したいと思いますけれども、よろしいでしょうか。        〔(ちょっと休憩してもらえますか。)と言う辻野ヒロ子議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 休憩します。                                休 憩 午後 2時51分                                再 開 午後 2時54分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(野国昌清君) この件につきましてですね、ちょっと担当ともお話をしまして、実際にこのあたりの会議を持たれたかどうか、これを一応調べて報告したいと思いますがよろしいでしょうか。  もしかこれがなければ、今後その委員ですかね、皆さんを委嘱をしまして、ぜひこの機能をですね、対策会議の機能を十分に発揮するように努力していきたいと思います。           〔(休憩してください。)と言う辻野ヒロ子議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 休憩します。                                休 憩 午後 2時55分                                再 開 午後 2時55分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(野国昌清君) 今ですね、対策委員の確かもう亡くなられた方もいらっしゃいます。そういうことでその分を早めに補充をしましてですね、この対策会議が機能するように努力してまいりたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 私は前回も取り上げてぜひこれを条例もあるし、この計画もできているんだから、それをきちっとやってほしいというお願いをしたんですけれども、その後全然されていないというのはとても残念です。そういう意味では、ぜひ今回の交通事故問題が起きたのも、やはり私たちそういう基本的なことがきちっとされていない部分も責任あるんじゃないかという感じを受けるわけですね。ぜひよろしくお願いしたいと思います。行政は継続ですので、前任者のどうのこうのではなくて、きちっとやっていただきたいと思います。  それでは次に今回職員も結構動員して交通安全運動を頑張っておられます。市長も最終日に雨の中、激励のコールもしていただいたりして本当に頑張っておられます。そういうふうにやっている中で、またある声を聞いたんですが、大変朝は負担だと、職員が何か文句を言っている人もいるということを聞いてとても残念ですけれども、聞くと時差出勤だというんですよね。市民はボランティアでやっていますから、そういう気持ちはなくしてほしい。1回の交通安全運動で多くて2回ぐらいの立哨だと思いますので、その辺は市長が先頭になってやっておられますので、みんなが快く協力していただければ交通事故もなくなるんじゃないかということで、その辺はまた野原課長頑張っておられますので評価したいと思います。  それでは次に移ります。行政サービスとまちづくりについてですけれども、先ほど答弁いただきましたが、その中で行政改革大綱についても5年間の期間で平成8年から平成12年までということですが、もう既に平成13年の半年を過ぎています。今頃作っているということでちょっと遅いんじゃないかという気がするんですね。もっと早めに取り組むべきだったんじゃないかなということを感じます。それで実施期間も2001年から2005年ということですけれども、経済情勢の変動も激しい中でですね、随時見直しをしながら、やらないといけないと思うんですけれども、その件について企画開発部長の意見をお聞きしたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) お答えいたします。  行政改革大綱につきましては、昭和60年を第一次、それから平成8年に第二次という形で、今回第三次という形で準備を進めております。平成13年から平成17年の5カ年間の行政改革大綱を作りまして実施したいと考えております。今ご指摘の1年遅れているということですけれども、11月までには行政改革大綱をまとめまして、石垣市の市民サービスに努めていきたいと考えております。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) これも県の方では既に沖縄県行政システム改革大綱がもうできているわけですね。そういう中で今回行政サービス運動というのは、県の「かりゆし行政サービス運動」を参考にして私は取り上げたんですが、ぜひ本市においても早めに大綱を策定してですね、行政サービス運動を頑張っていただきたい。県の内容もいろいろ庁舎内の案内表示の改善とか、県民意見箱の設置とか、相談窓口リーフレットの全戸配布とか、名札の徹底とか、電話応対マナーの向上、いろいろあります。そういう中でぜひ大綱を早めに作っていただかないと、それもまた進めることができませんので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  次の市民サービスの快援隊のことも、実は静岡県清水町に設置されておりまして、市民の皆さんの意見や要望を快く、早くという快援隊という意味ですね。石垣は快援隊と言わなくてもですね、そういうシステムを作ることができないものかどうか。例えば快援隊でなければ月光仮面隊でも、水戸黄門でも何でもいいと思います。市民を本当に助けるというそういう各課でですね、出動できる体制、今、高齢化社会になって特に弱者の立場でですね、いろんな問題を市にお話したいけれども行けないという、そういう立場の方たちが多いです。それでぜひそういう町の助け隊と言うんでしょうか、そういう意味での問題提起にしておきたいと思います。  次に行政経営委員会の設置、それも実は市の業務をサービス業と位置づけた時にですね、税金という収入と十分見合ったサービスを提供できるようにですね、市民の顧客満足度を高めていくということ、それから具体的には国際標準化機構が定めた品質システムに関する企画ですね、ISOの9001の認証取得とか、それから行政評価システム、バランスシートの採用などもですね、そういう効率的な良質なサービスを低コストで提供できるように、経営感覚の優れた人を導入するということで改革ができないものか。極めて厳しい財政状況の中で、効果的な施策をもっと効率的に推進する意味で、その見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 企画調整室長。 ◎企画調整室長(池城安則君) お答えいたします。  先ほど高木部長が答弁したように、11月までにこの新たな行革大綱を策定いたします。そしてその大綱の中での実施計画を今作っております。先ほどから出ていますように、経営感覚を持ったその理念とか、感覚とか、そういうものも導入ができるような実施計画を準備しておりますので、この11月のその大綱ができ、実施計画ができた時には、そういうのを市民サービス、そして行政サービスができると思います。これまでも石垣市は、いえば健康増進課においては健康講座を行ったり、また福祉課においては、体の不自由な方の在宅訪問サービス等も行ってきております。そういう観点から21世紀型の自治体を目指すために、この新たな行革大綱の中で進めていきたいと、そのように考えております。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) ぜひ問題提起として受け止めていただき、頑張っていただきたいと思います。  次に高校生議会の開催ですけれども、先ほど答弁いただきましたが、石垣市の第三次の総合計画の中でも、「人が元気、まちが元気、島が元気」と言うキャッチフレーズで今回の策定にあたっても、まちづくりについて児童生徒の作文とか図画を応募して参考にするという画期的なものがありました。今回ぜひ広報広聴課という新しい機構改革の中でですね、一方的な行政からの発信だけではなくて、本当に市民から市民の幼児から大人までですね、一般の声も吸い上げることができるようなそういう高校生の議会をぜひ実施していただきたいと思います。できれば来年度、女性模擬議会が市制50周年でしたので、55周年にやっていただきたいんですが、これは市長に答弁を求めたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 総務部長。 ◎総務部長(友利一男君) 私の方からお答えいたします。  確かにこの中・高校生の若いこれからの時代を担うソフトな感性をまちづくりに反映するということは非常に重要な一部門でございます。よって提言のありますように、ぜひ前向きに検討して実施をしてまいりたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 前向きに検討ということで、いつ頃というのは答弁がいただけないようですが、これですね、ぜひ例えば高校生に全員に質問ではなくて、委員会に分かれて常任委員会のような形でいろんな青少年非行、少年犯罪とか、また21世紀の石垣市の農林水産業とか、また私の理想とする高校とか、成人式のあり方、就職・雇用問題、いろんな高校生でもできる問題があると思います。そういう意味でもこれは本当に早めにやって、若者がまちづくりへ参画する、社会づくりのために必要ではないかと思うんですが、ただ前向きにじゃなくて、大体いつ頃という答弁をもう一度いただきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 総務部長。 ◎総務部長(友利一男君) お答えします。  辻野議員から55周年の記念事業にという提言もございましたので、それに向けてこのぜひ実施できるように取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) はい、ではぜひ来年55周年で記念事業として取り組んでいただくことを確約して次に進みたいと思います。  次に環境問題、八重山高等学校家庭クラブ活動の普及ですが、本市の生ごみの状況はもう既にご承知のとおりですが、私が気になりますのは生ごみ処理器が市から補助が出て、結構2,245個ですか、それぐらい出ています。それの活用がされていない。4分の1しか利用されていないというデータが出ているようですが、そういうことでその処理器を活用してぜひその八重高生がやっている土着菌のリサイクルを進めていただきたいんですが、その件について課長の答弁を求めます。 ○議長(小底嗣洋君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(宮良長欣君) お答えいたします。  土着菌での堆肥化につきましては、コンポスターやポリバケツ、プランター、発砲スチロールの方法での研究成果について学校より資料をいただいておりますので、処理の方法、手順、課題などを教えていただきながらですね、取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 今朝、八島小学校が八重高生から習っているという校内研修会の模様の状況を現場を見てきました。本当にサラサラして、きれいな焦げ茶色の堆肥ができているんですね。生ごみから。それを見て子ども達から環境教育をやらないといけない、大人では遅いという先生方も話しておられましたが、本当にそういう意味では、これから学校教育の中でもそういう方法で取り入れていただきたい。それでそのコンポスターを学校の方にも補助していただければと思うんですが、その件いかがでしょうか。 ○議長(小底嗣洋君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(宮良長欣君) 今年度は一応補助としまして22万円を予定しております。財政的な問題もございますので、関係課と調整をして検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) では市長にお聞きしますが、八重山高校の家庭クラブですね、本当に文部科学大臣賞というすばらしい賞をもらって、私はあの発表を見た時に本当に感動いたしました。八重山の大きなピーアールにもなったなと思っております。そういう意味では、一生懸命取り組んでその成果を発表している。それをぜひ普及しないと意味がないんじゃないかと思うんですね。そういう意味で今の学校への補助も含めて答弁を求めます。 ○議長(小底嗣洋君) 市長。 ◎市長(大濱長照君) 八重高のこの家庭科クラブの生ごみのリサイクル活動、大変高く評価しているわけです。実際、文部科学大臣表彰ということで日本一の研究活動ということで客観的にも高く評価されておりますので、これはぜひ大事にしていきたいと思います。また大浜公民館の婦人会あたりがだいぶ積極的に取り入れてやっているということでありますのでね、そういったものも支援しながら、これは非常に良いアイディアですので、ぜひ普及を図らせていきたいというふうに思います。こういうことにつきましては大いに予算も投入すべきであってですね、今の大きなテーマであるこの環境問題の一つの家庭でできる、地域でやれる一番良い方法ではないかというふうに思っていますので、これはぜひ支援していきたいとそのように思います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) はい、市長の環境問題に対する思いが伝わりました。ぜひ頑張っていただきたいと思います。  それでは次の有機性資源の循環利用に向けた環境づくりですが、これは農林水産省の補助事業で何か90%ぐらい予算がもらえるということを私もちょっと調べてみたんですが、その件で学校給食の残飯とか、学校内の木の枝の処理とかですね、それに大変これから懸念される問題があるということで話を聞いております。以前は学校給食も入札をしてやるぐらいたくさんの方が取り手がいたんですが、今はお願いして取ってもらっているという状況の中でですね、そういう意味でもそういうものもリサイクルできるのかどうか、お伺いします。 ○議長(小底嗣洋君) 企画調整室長。 ◎企画調整室長(池城安則君) お答えいたします。  今回のこの施設は、有機性廃棄物複合処理施設というような位置づけをしております。そういう観点から、この学校給食等の生ごみ等も一応考えています。もちろんこの一般家庭の生ごみ等もこの複合処理施設等で対応していこうと、そのように考えています。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) これはまた今後いろいろと勉強しながらですね、提言しながらぜひ良い施設ができるように頑張っていただきたいと思います。  では次に移ります。八重山食肉センターの経営状況についてですけれども、これは平成9年12月議会でも質問しましたが、やはり今回も公共性が高く必要不可欠だからこそ、経営健全化に向けて頑張ってほしいということで取り上げさせていただきました。その時にも市長も部長も内部の指導強化体制を強力に改善していくという答弁をいただいております。その後、実際はどうなのかということでちょっと調べてみたんですけれども、21期から28期までの資料を全部チェックしてみました。その中でまず負債の部の未収金が21期とそれから28期と数字を提示していただいて、その差額をどうしてこうなったのかということを教えていただきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(後原保一君) 未収金の額がご指摘のとおりかなりございますけれども、これは固定の未収金がございまして、今お願いをしながら分割で徴収しているのもございます。できるだけ早い時期にお願いをして徴収をしてまいりたいと思っております。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 私も部長にも課長にもお話しました。決算資料を全部持ってきてくださいということをお話したんですが、その中で本当に未収金が1,217万1,000円からですね、8年間で4,338万6,000円、3,121万5,000円も増えているんですね。このように未収金が増えるというのは本当に問題です。  それから預かり金についてもですけれども、預かり金も800万円余りから2,000万円になっています。その辺もどうなのかなと、本当に数字を並べていろいろ感じるわけですけれども、その件についていかがでしょうか。預かり金は特にこれは返上しなくてもよいものかどうか、お伺いします。 ○議長(小底嗣洋君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(後原保一君) 預かり金についてはですね、当然返上しなければいけないと思っております。その預かり金の詳細については、まだちょっと具体的に食肉センターの方から聞いておりませんので、後で詳細につきましては報告したいと思っております。      〔(議長、ちょっと休憩してもらえますか。)と言う辻野ヒロ子議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 暫時休憩します。                                休 憩 午後 3時15分                                再 開 午後 3時16分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。農林水産部長。 ◎農林水産部長(後原保一君) 預かり金について、徐々に増加しているがその中身についてはですね、食肉センターの方で十分調査いたしまして、詳細にご報告したいと思っております。後日報告ということでお願いしたいと思っております。            〔(議長、休憩を求めます。)と言う者あり〕 ○議長(小底嗣洋君) 休憩します。                                休 憩 午後 3時17分                                再 開 午後 3時19分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 次に助成金についてですが、本来、長期借入金の償還金ということですが、もしかして運営費に回っているんじゃないかと思うんですね。償還が本当に少ないんです。その件について答弁を求めます。
    ○議長(小底嗣洋君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(後原保一君) 毎年900万円余の償還金と助成ということですが、実は屠殺業務 とですね、それから収入、屠殺業務の収入と費用とのバランスがなかなかとれなくて、その中から900万円の中から運営費に充当しているものもありますし、それから償還金、元利も含めて公 庫、琉銀、それから農協等に支払いをしております。概ね600万円ほどは償還を、年間ですね。 600万円、28期600万円ほど償還しております。残りは運営費に使用しているという状況でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 私の数字では一番多い時で300万円ぐらいしか返還されていないんです ね。後はほとんどじゃあ運営費に回っているのかなと思うんですけれども、ちょっと600万円というのは数字がおかしいと思います。次に進みますが。  次に、役員報酬について、役員は何名いて、何名に支払っているのか、それまで教えてください。 ○議長(小底嗣洋君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(後原保一君) 役員報酬は、専務1名でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) それでは役員報酬のその予算額というのは、後は全て運営費に回っているという考え方でよろしいでしょうか。  それともう1つ、登記簿謄本を取りましたら、平成10年12月から全然変わっていないようですが、ちょっと役員名簿を発表していただけますか。 ○議長(小底嗣洋君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(後原保一君) 取締役に8名、それから監査役2名、その中に専務取締役の分が報酬ということで、残りは無償の取締役ということになっております。                 〔何事かいう者あり〕  それでは取締役をご報告申し上げます。石垣市長、大濱長照。専務に、総会が終わりましたので山森博章、それから取締役に那根竹富町長、それから八重山郡農業協同組合長大島組合長、それから石垣島和牛改良組合長の高嶺英康、それから精肉事業者の砂川玄信さん、それから宮良徹さん、それから私で以上8名でございます。それから監査役には石垣市収入役の川平永光さん、それから八重山郡農業協同組合の専務であります古見健一郎さん。  以上でございます。          〔(議長、休憩求めます。)と言う辻野ヒロ子議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 休憩します。                                休 憩 午後 3時24分                                再 開 午後 3時24分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。農林水産部長。 ◎農林水産部長(後原保一君) 今登記簿謄本を見せていただいたんですが、これは9月4日に総会が済んでおりますので、早急に理事の変更の手続きをとりたいと思っております。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) こういう基本的なこともですね、何かルーズになっているなという感じがするわけです。定款の21条で取締役の任期は就任後2年間ということで定められています。また商法の罰則の498条の過料に処される行為に入るんじゃないかと思うんですね。そういう意味でも2年半ですか、そのままになっております。その辺のきちっと整理をしていただきたい。平成13年のもう6月で総会も終わっていますので、その辺の整理をちゃんとしていただきたいと思います。狂牛病の問題もある中でですね、それから先だっての議会で宮良操議員が牛の死骸の処理とかですね、いろんな問題がある中で、本当に食肉センターは厳しい状況にあると思います。そういう中で普通の会社なら「倒産している」という見出しで先日の検討委員会の内容が載っていましたけれども、6月に検討委員会が開催されて、第2回目も近いうちに持つという答弁でしたので、本当に抜本的な経営改善策が必要ではないかと思うんですね。そういう意味でも、再建債務もぜひ提出していただいて、委員の中からですね、それから新しい委員も入れていただいて、そういう改善策に経営感覚を入れてですね、幾ら売り上げて幾ら利益を出したか、幾ら金を取ることができて、幾ら支払えばいいのかというキャッシュフローをきちっとしていただきたい。そういう意味でも今回の食肉センターのまた社長であります市長の答弁を求めます。 ○議長(小底嗣洋君) 市長。 ◎市長(大濱長照君) 食肉センターのことは本当に議会でも度々取り上げられておりますけれども、その食肉センターの立地自体が特殊でありまして、そこで解体しないとマーケットに出ないというようなそういうようなどうしてもなくてはならない公共施設ですよね。それだけに今保健所からのいろんな構造改善面で出ておりましてね、そういったのに取り組んでおりまして、平成13年度中ではちゃんとそれが全て完了することになっております。そして現在、職員も大変申し訳ないことに大変少ない給料であまり休みも取れなくて、それからみんな必死で頑張っておりましてね、そういう現状はどうぞご理解願いたいというふうに思います。そして評価したいことは、様々なO-157の事件とかですね、こういったのがあちこちにあった中で、食肉センターではそういうことが1回も発生しておりません。ということはね、職員の技術が大変優れているというふうに私は思っております。そういう中でも、しかし衛生法上いろいろクリヤーしなければいけないことがありますので、今回約7,000万円ぐらいかけていろんな計画をやっております。工場の改造などもしておりまして、そういったものが済みますとね、再建委員会でさらにいかにしてこれを立て直すかということを結構市の負担が重い中でやらざるを得ないとそのように思っております。これは民間会社とは言えどもですね、61%の株を石垣市が持っておりますので、株主としてもどうしても責任上、これをしっかり守っていく必要がありますので、ぜひ議会のご理解もいただいて、大幅な財政支援をしていきたいというふうに思っているところです。食肉センターにつきましては、いろいろと本当に何とかここまで運営してこれたのもですね、ある意味ではこれは石垣市が公の立場で支援をしているからでありまして、またこれがないことには畜産業が育たない現状でありますのでね、こういったものもぜひ多くの市民の深いご理解をいただきたいというふうに思っております。今職員はたった4名か5名でしたかね、本当に全力でやっているところです。そして主な収入源が動物の屠殺料でありますので、牛とか、豚とか、山羊とかそういったものが数がないと成り立たないようになっているわけです。本来、今現在の屠畜件数の約2倍以上ないと採算が取れないと、そういう中でずっと現状を引きずっているというのが事実です。どうしても屠殺料金を上げますと農家の負担が大きいということで、これもやらないということでありますので、そういう苦しい経営状況というのもどうかご理解願いたいということでありまして、何とか存続させなければなりませんので、今度の再建委員会の皆さん方には大いに建設的なご意見をちょうだいしましてね、ぜひ立て直していきたいというようなことですので、よろしくご理解願います。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さん。 ◆14番(辻野ヒロ子君) 今こそですね、ドクター市長のメスを入れるチャンスじゃないかと思います。そういう意味でもですね、ぜひ関係機関と連携を強化しながら、安定的な事業運営の確立に向けて頑張っていただきたいと思います。  以上で私の質問は終わります。 ○議長(小底嗣洋君) 辻野ヒロ子さんの質問は終わりました。10分間休憩いたします。                                休 憩 午後 3時30分                                再 開 午後 3時46分 ○議長(小底嗣洋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。次の質問者、粟盛哲夫君の質問を許します。粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) もう暫くお付き合いのほどよろしくお願いいたします。  我が国の経済はオイルショックなどを含め、いくつかの経済不況を経てまいりましたが、2000年の世紀末に発生したバブル不況、この不況はこれまでの不況と異なり、経済の血液を司る金融システムの破綻によりなかなか回復せず、併せて国際化時代のあおりを受け、規制緩和等々により産業構造にすべからず悪影響を受け、その他複雑化した複合的な要素などにより、長引く不況から脱却できず、国民・市民は失業と生活への不安がますます大きな問題として、国を初め各自治体においても、重要な政治行政の課題だと考えています。全ての生活者が考えているところではないでしょうか。  また、昨今の我が国における犯罪を見ても、経済的に心身共に追い込まれて、不況を反映して起こすようなケースが多発しているように思えてなりません。私は、民間企業で働く40歳後半の方と話す機会がありまして、彼曰く、家庭の大黒柱であり、当人がリストラにより失業してしまって、働きたくても働く場がなく、子ども2人に仕送りをしていたがその仕送りができなくなりそうで、子どもの学校の件で深刻な話を聞かされたとき、事業を経営してきたものの一人として、民間企業で働く人々の厳しさを改めて痛感させられたところでございます。本当に寂しい時代であります。倒産の心配のない職場で働かれる方々には、それほどまでに実感として感じないのかも知れません。  9月11日、テロによる世界の金融の中心とも言われるアメリカの世界貿易センターの破壊、グローバル化した世界経済において、我が国の長引く不況の状況の下においてますます不安が募るばかりでございます。国民の消費が冷え込むと、本市における観光産業においても何らかの影響が出ることではないかと心配するところでございます。なぜなら、本市における地域経済の大きな柱であるとともに、元気な産業の一つであるからです。21世紀初頭、これまで以上に政治行政が果たす役割は何か、私は市民生活の安定であり、福祉の向上だと考えます。本市は変革の時代、時代潮流の変化と市民のニーズに即した市民に身近で親しみの持てる行政を目指して、また次世代を担う子ども達のため、新世紀の石垣市が「光と風、そして夢と未来」が交差する希望に満ちたまちとなるよう、常に着実に実践してまいりたい。あるいはまた、物の豊かさを求める時代から、心の豊かさを求める時代へと変化しつつあり、美しい自然と、緩やかに流れる時間の中で、ゆったりと暮らす、ゆとりある生活の実現を求めて、「人が元気、まちも元気、島も元気」を目標として、第三次総合計画に基づき、2005年を目標に石垣市を形成すると言われているところを念頭に置き、次の5点について、当局の見解を求めます。明確なご答弁を賜りますようお願い申し上げます。  1点目に、今日の失業問題と市民生活の現況について、行政の長としてのお考えをお聞かせいただきたい。  2点目、財政について。現状と今後の見通し。  3点目、環境問題について。赤土流出防止対策の推進をどのようにされるのか。  4点目、産業振興と基本インフラの整備について。振興プラン策定についての基本的な考え方について。新石垣空港建設に向けて、今後の推進について。石垣港と新港地区の今後の計画について。光ファイバーケーブルの敷設の計画について。  5点目、公共工事のあり方について。平成14年度と平成14年度以降の計画について。平成13年度上半期の本市における執行状況について。業者指名選定において平均的、かつ平等で地域の雇用と地域経済に反映し得る発注体系かどうか。  以上申し上げまして、再質問については自席より必要に応じて行います。よろしくお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 時間を延長します。  粟盛哲夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。商工課長。 ◎商工課長(藤田幸宏君) こんにちは。粟盛哲夫議員の質問にお答えいたします。  1点目の失業問題と市民生活の現況についてでありますが、我が国の経済を取り巻く環境は、かつて経験したことのない厳しい時代を迎かえております。国内における経済不況は、企業の不良債権処理、産業の空洞化等に伴う企業のリストラ、若年層におけるフリーターの増加など、様々な要因によると言われております。  雇用情勢においても非常に厳しい状況下にあり、8月の全国の完全失業率は5%で、前月と同じ数字となっております。これは1953年の調査開始以来、最悪の数値と言われております。県内はと言いますと、県内の8月の完全失業率は9.2%となっており、前月比で0.3ポイント上昇し、過去最悪の数値と並んでおります。完全失業者は5万9,000人で、前月より3,000人増となっております。完全失業率については、沖縄労働局職業安定部によると、建設業や個人サービス業の就業が減り厳しい状況になっておりますが、全体では自発的離職者が中心を占めているとのことであります。八重山地域の7月の雇用状況はと言いますと、有効求人倍率0.41%で、前月を0.6ポイント下回っており、なお厳しい状況が続いており、求職側が希望する職種と求人が必要とする職種が一致しないミスマッチの状況が続いていると言われています。八重山は、数字の上では県平均よりも向上しているが、求職・求人とも職種に偏りがあり、互いのニーズが一致しないため、雇用状況が改善されていないと言われております。  このような状況の中で、市民生活に与える影響は深刻であると捉え、失業者が他業種への転換ができるような条件整備、あるいは労働移動が苦にならないようにするための措置等、今後、八重山公共職業安定所、県、関係機関と連携を密にし、市民生活への影響が少しでも取り除かれるような対策を講じていきたいと考えております。 ○議長(小底嗣洋君) 財政課長。 ◎財政課長(慶田城章君) 本市財政の現状と今後の見通しについてお答えいたします。  本市は、今日まで本土との格差是正を目指し、社会資本の整備を初め、多くの必要な施設の整備を精力的に行ってきました。しかし、自主財源が若干乏しい本市は、補助からの財源を主体に頼らざるを得なかったことは議員もよくご承知のとおりであります。その結果、多額の市債を抱えることとなり、平成10年度においては主な財政指標の数値が国の示す基準を上回ったことにより、自主的に公債費負担適正化計画を策定し、財政健全化に向け取り組んでいるところであります。  この計画を進めて3年が経過いたしましたが、平成12年度の決算でみると、主な財政指標の数値は義務的経費を示す経常収支比率で平成11年度の86.4%から、平成12年度は85.8%へ、起債制限比率で平成11年度の16.3%から平成12年は15.9%へと前年度より全て改善されております。着実に健全化に向かっております。決して、本市の将来は暗いものではありません。今後もこの計画を推進し、なおかつ市民の福祉の向上を図りながら、無理のない財政運営を行っていきたいと思います。  今後とも、市民並びに議員皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 地域振興室長。 ◎地域振興室長(外間允信君) こんにちは。環境問題について。赤土流出防止対策の推進についてお答えいたします。  4月の機構改革によりスタートいたしました企画開発部地域振興室を主管に、関係部課との連携を横断的にこの問題に取り組んでおります。最重要で優先的なこの問題にあらゆる有効な防止対策の一つでも早く着手しなければならないと考えております。  大雨時の以前として変わらぬ赤土流出の現状や、深刻さを増す耕土流出、海域汚染、サンゴの被害に早期の防止効果を願う市民の切実な期待に応えてまいります。耕土流出の被害を被っている農家の皆さんとは、二度にわたる意見交換会とアンケートにより、この問題への思いと自らの取り組み姿勢を聞かせていただきました。流出防止への関心は高いものの、経営負担、高齢化、後継者不足、労力負担等により思うに任されない農家の厳しい経営事情を伺うことができました。防止対策につながる各種の営農支援や圃場改善等、ハード面からの支援を望む声も多くあります。  次なる取り組みといたしましては、地域懇談会を重ねてまいりまして、農家の意見を拝聴し、現地の実情に適した局所別の具体策を検討するとともに、現制度対策事業の推進を図っていきたいと考えております。  また、既存農地や流域に及ぶ流出要因の解明、対する新たな工法の研究等、従来の事業では対応できない課題もあろうかと考えております。県・国に対しても、それら新たな制度の創設と抜本的な支援措置を求める総合的対策事業の創設について要請しております。  庁内には、赤土対策本部を設置いたしました。関係機関との連絡調整、対策事業の推進、パトロール、市民啓発活動を全庁的、横断的に取り組んでまいります。  一方では、石垣島周辺海域環境保全対策協議会においても、官民一体となった取り組みを進めております。啓発を図る市民赤土調査、開発現場における赤土流出防止技術の紹介を今後とも進めてまいりますし、協議会として市民ぐるみの支援運動の展開方策を研究してまいります。  引き続きまして、産業振興とインフラ整備について。1点目の石垣市経済振興プラン策定についての基本的な考え方についてお答えいたします。  昨今の国内の経済情勢は、長期不況やグローバル化の急速な進展、規制緩和などで大競争時代が到来し、その波は地方まで波及しております。さらに財政赤字を背景に、公共工事の見直しなど、財政に依存する従来型の産業振興も厳しい対応を迫られております。本市においても、経済構造の転換が叫ばれており、新たな産業の創出や企業の支援など、新たな地域産業政策の確立が求められています。  本市の経済振興の方向性を明らかにし、それを実現するための具体的な方策を示す経済振興プランを現在策定中であります。基本的な考え方といたしましては、まず1点目に本市の地理的・風土的優位性を生かしながら、農林水産業の振興や、それに連動する加工製造業及び観光リゾート産業の振興を図っていきたいと考えています。  2点目に、石垣島のブランド化の推進であります。本市には、あらゆる産業分野において可能性が秘められております。こうした可能性を積極的に追及し、各種産業におけるブランド化を推進していきたいと考えております。  3点目に、特産品製造業の振興及び流通システムの確立であります。特産品の振興は、同時に流通システムの整備拡充と併せて推進することが最も重要であり、個性的で波及効果の高い戦略的な商品を生み出し、産業興しにつないでいきたいと考えております。  4点目に、産業基盤整備の推進であります。経済のグローバル化と地球環境保全への関心の高まりに伴い、近年はIT産業の普及や廃棄物のリサイクル等の情報、福祉産業、環境関連産業が全国的に普及発展してきております。本市においても、とりわけ製造業とIT産業、観光及び環境福祉産業に関連する総合的な基盤整備を図っていきたいと思っております。  5点目に、経営者・起業家の人材育成活用及び支援策の推進であります。新規の企業興しと人材育成及び人材の活用を同時に考慮し、雇用効果を高めるために必要な支援策を検討してまいります。  なお、振興プラン策定にあたっては、関係各部課の事業計画とともに、民間の各種団体、事業所等から優先すべき事業等について提出していただき、さらには行政に要望したい事業等について、意見・提言をアンケート方式で依頼し、集約してまいりました。その意見提言を踏まえ、石垣市経済懇話会、同ワーキングチーム会議、有識者による経済振興プラン研究会において幅広く関係各界・各層からさらに意見を伺い、プランに反映していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 新空港建設推進課長。 ◎新空港建設推進課長(小濱致辰君) 新空港建設を今後どう進めるかということでございますが、新空港建設につきましては、八重山圏域の将来を握る極めて重要なプロジェクトであります。ご承知のとおり、カラ岳陸上に建設位置が選定され、地権者、白保公民館初め、周辺住民及び市民並びに関係機関の協力を得ながら、現在環境調査、地形測量調査及び土質調査、気象調査等の各種調査を進めております。  今後は、基本計画の策定、あるいは環境影響評価法の手続、航空法の手続を経て事業着手となりますが、様々な課題が出てくることが予想されます。とりわけ、地権者の同意は重要な分野を占めております。今後は、地権者はもとより、地域住民・市民の理解を得ながら、県や関係機関との連携を密にし、課題を一つひとつクリヤーしながら、早期建設に向け全力を挙げてまいります。 ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) こんにちは。石垣港と土砂処分場の今後の計画についてでございますが、分けてご答弁申し上げます。  まず石垣港の今後の計画についてでありますが、これまで平成8年に策定されました港湾計画に基づき、港湾基本施設を中心に整備してまいりました。しかしながら、近年における旅客乗降人員の増加、大型旅客船の入港など、石垣港を取り巻く客観情勢は著しく変化しておりまして、その対応面において諸課題が発生しているのが実情でございます。従いまして、これらの諸課題解消を図るための手法としまして、次期港湾計画を策定し、時代の要請に応えることにしております。具体的には、この度、学識経験者を初め、各産業部門等の代表20名構成による港湾計画検討委員会を立ち上げたところでございます。現在、計画検討委員会で課題として取り上げられました諸事項について検討を加えているところであります。今後は、本年度内に港湾計画案の骨子をまとめ上げ、地方港湾審議会、交通政策審議会、港湾分科会を経て、平成14年11月に次期港湾計画を策定することにしております。  次に、土砂処分場の今後の計画についてでありますが、土砂処分場、いわゆる新港地区の土地利用計画につきましては、これまで議会でもご答弁申し上げているわけでありますけれども、コースタルリゾート計画調査の理念を踏まえまして、大まかに機能ゾーニングしてございます。現在、部分竣工によりまして岸壁物揚場、埠頭用地、それから緑地等を供用開始してございます。コースタルリゾートの中心となる人工ビーチを含むその背後地の交流拠点施設用地の活用につきましては、既にリゾートホテル企業の進出希望があることから、これを契機に当該土地の利活用の条件整備を図るべく、現在、国と調整をしているところでございます。今後は、次期港湾計画との整合性を図りながら、当該地一帯の基本計画を策定し、具体化してまいります。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 情報推進課長。 ◎情報推進課長(当山信佳君) こんにちは。光ファイバーケーブルの敷設計画についてお答えいたします。  石垣市は、日本列島の最南西端にあって、台湾や東南アジア諸国のみならず、広くアジア・太平洋諸国との交流拠点としての条件を備えているだけでなく、様々な新しい時代の要請に応えられる特色ある地域を形成する可能性を秘めています。しかしながら、他方で国内の人的交流や物流、情報通信を考える場合、石垣市は主要都市から最も遠隔地にあり、その島嶼性は生産物の移出や消費材の移入の際のコスト高及び情報格差となるなど、不利性を意味します。  一方、近年ではIT革命と大容量高速通信を可能とする光ファイバー通信など高度情報化が飛躍的に進展しています。インターネットの急速な普及など、高度に発展した情報通信網は、地球上のどこにいても情報を瞬時に受・発信することを可能にし、距離と時間の制約を解消しました。このことは石垣市が抱える島嶼性を解消するものであり、離島県のさらに離島圏域にある石垣こそ、情報通信基盤のインフラ整備は欠かせません。特に、動画などにも対応した回線速度と情報容量が今強く求められています。このような環境の中、光ファイバーケーブルについては、沖縄本島-宮古島には敷設されていますが、宮古島-石垣島間には敷設されておりません。光ファイバーケーブル事業はかなりの高額を必要とします。従いまして、本事業に対しては国や県に要請をしているところであります。国や県は、民間通信事業所主導を基本とする旨の姿勢でありますが、引き続き国・県、さらに民間通信事業所等に要請を行い、光ファイバーケーブルの早期敷設に努めていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 企画調整室長。 ◎企画調整室長(池城安則君) お答えいたします。  公共工事のあり方について、そして平成14年度と平成15年度以降の計画についてお答えいたします。  本市においては、積極的に公共工事の導入を図り、社会資本の整備はもとより、地域経済の活性化に大きな成果を収めてきたところであります。しかしながら、近年の公共工事に対する見直しが求められている中で、本市といたしましては、離島という不利性などを踏まえた場合、今後とも積極的な公共工事の導入を図り、高率補助や離島地域振興について国や県に強く求めていかなければならないものと考えております。  従いまして、平成14年度に予定している主な新規事業計画としては、石垣漁港漁村活性化対策事業、体験滞在交流促進事業、農地保全整備事業、基盤整備促進事業、石垣小学校屋内運動場新増改築事業等を予定しています。また、平成15年度以降予定している事業計画については、現在本市の経済振興プランを策定中であり、今後実施計画とすり合わせ、事業の実施を進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(小底嗣洋君) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(豊川雅行君) 公共工事のあり方の平成13年度上半期の執行状況を申し上げます。  市長部局におきまして、工事請負費で31.93%、設計委託料で39.35%、合計で32.79%となっております。また教育委員会におきましては6.89%、水道部で47.76%、石垣市全体で申し上げますと34.76%となっております。  次に業者指名選定において平均的、かつ平等で地域の雇用と経済に反映し得る発注体系かどうかということですが、指名選定は技術者、従業員数等を考慮し、平均的に指名されるよう努力しているところでございます。また今年度は、工事請負金額のランクを見直しし、A・Bランクの指名についても改善を図っております。指名業者についても、全て地元企業を指名しており、今後とも地元最優先を堅持し、地域経済への反映に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 市長。 ◎市長(大濱長照君) 特にいくつかお答えしたいと思いますけれども、失業問題等、これを行政の長としてどう思うかということですが、先ほどいろいろと説明がありましたように、沖縄県が9.2%で全国が5%と、大体県の平均の2倍が普通全国なんですが、そういう状況の中で確かに失業が増えているということはもう数字の上からも明らかとなっております。しかもこれは国も一生懸命努力し、県もそうでしょうし、我々もそのつもりですけれども、やはり毎年、毎年悪化していると、それから世界のいろんな経済状況を見ても、株価がニューヨーク市場においても、あるいは日本でもそうですけれども、世界中の株価が下がってきているということでありまして、全国的な、あるいは地球的な規模で、やはり経済的に今大変どん底にあるということが言えるだろうというふうに思うんです。それからあのテロリズムのことにつきましてもですね、余計経済状況を悪くさせるだろうと言われておりますし、これから始まるアメリカの言わば戦争に対して、経済界がやはりいろいろとマイナスの方向で反応していくことはもう明らかでありますので、より一層気を付けてですね、行政を預かる立場から、雇用の場を増やすということと、幸いにして観光客は東北から農協観光なども入ってくるわけですし、台湾のクルーズ船も結構入ってきていると、そういう中でそこを充実しながら大切にこの今の失業率の改善を図っていく必要があるというふうに強く思っております。  一方で、産業の振興等も含めまして、農業にしても水産業にしても以外と元気のある方でありますので、例えば詰め残しとか逆にあるぐらい農産物の生産も今回のゆうパック等で大変順調でありました。従いまして、新たな産業の分野を広げていくということなども市の方でそれに対応する部局等もあるわけですので、十分に図っていきたいとそういうような思いでおります。  それから空港のことにつきましては、既に民間で新石垣空港建設を進める会もできまして動き始めております。また、大変申し訳ないことに台風で二度ほどキャンセルになりましたけれども、官民挙げて今空港と赤土の問題を要請しようというふうな行動が始まってきておりますので、ぜひこのような流れの中で空港問題の早期着工と、空港の早期着工と、赤土に対しましては強力に取り組むと、そういうことで進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(小底嗣洋君) 当局の答弁は終わりました。引き続き粟盛哲夫君の再質問を許します。粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 実は今、市民の中では大変に生活への不安、これが大変な、大きな問題になっています。そういう意味であえて市長の所見をいただいたわけでございますが、今、行政が、実はこれは企画開発部長にお願いしたいんですが、企画開発部長がそのように今、いろいろと申されていますね。「雇用情勢は以前として厳しい状況にあり、その改善が課題です」と、まさにその通りです。そのためには、緊急雇用対策事業の導入と国・県関係機関と連携を密にして、製造業の育成、産業振興を初めとする雇用機会の創出の拡充を図りたいという考えのようですが、どのようにしてなさるのか。これから検討もあるでしょうが、現時点での考えでもよろしいですから、ひとつお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) お答えいたします。  この失業問題や雇用問題は、深刻な問題でありまして、本市といたしましてもいろいろと対策を講じているところであります。現在、地域振興室におきましては、経済振興プランというのを策定しておりまして、この振興プランの中に重点整備事業というのを位置づけまして、またこの重点整備事業を支援するという形で実施計画と合わせながら雇用問題、失業問題を解決していきたいとこのように考えております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 振興プランの話が出ましたが、後ほどこれは触れます。ぜひ雇用の拡大につながる振興プランを策定していただきたい、そのように今の時点で注文だけさせていただきます。  それから順番をちょっと変えさせてください。実は2番の財政と振興プランとは関わりが深いものですから、2番と3番を変えて再質問をさせてください。  赤土についてでございます。当局は、局所的な具体案を作りたいと、それから総合的事業の策定を創設をしたいという考えのようですが、どの範囲までお考えなのか、ひとつお聞かせをいただきたいと。私から申し上げれば、流域的な区域を決めてなさるのか、あるいは流域ごとに流量調査とか、いろんなものを前回私は議会の中で指摘をしてまいりました。そういうことまで考えていらっしゃるのか、その辺だけお聞かせをいただきたいと。お願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 地域振興室長。 ◎地域振興室長(外間允信君) お答えいたします。  おっゃいますようにですね、今回、赤土事業調査につきましてはですね、マスタープラン的な計画でございますけれども、今おっしゃるその範囲と言いますと、このやはり全島的に、それから各その流域がいくつかございますので、その全島的で、なおかつ流域ごとに調査を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 1つ、これからマスタープランを作るようですから、ぜひ基本的な分を逃がさないように、ちゃんとしたデータが上がるようにひとつ進めていただきたいなと。現時点でこれ以上私がどうのこうの言うわけにはいきませんから、ぜひそうしていただきたいと思います。  それから赤土についてはですね、市長はよくそのように申されていますね。「世界的財産とも言うべき周辺海域のサンゴ礁への赤土流出対策による生態系への影響は、もはや見過ごすわけにはいかない」と、まさにその通りなんです。かえって今日、今から立ち上げますから遅いぐらいでありますが、ぜひともですね、行政当局、これはしっかりとしてこれは簡単なものではないですから、しっかりとして策定をしていただいて、一日も早い対策をやっていただきたいと。そうでないとですね、これはもう日が遅れるごとに市長が言うようにサンゴはもう死滅していきますから、ぜひ行政でしっかりと前向きに早急に対応してください。お願いします。  それでは財政に入らせていただきます。まず、先ほど財政計画があるかという話を聞きましたけれども、計画して3年になるようですね。これから平成17年までなさる…平成13年から平成17年ということですね。はい、分かりました。  その中でですね、これは大変皆さんが今計画されている3次総合計画に大変影響してきますから、金がないことには政策も何も反映できないんです。裏付けがないとどうしようもない。そういう中で私は大変重要な捉え方をいたしています。そういう中でお伺いしたいと思います。職員の定数を教えていただきたい。まずはじめに。臨時も含めてですね、いかがでしょうか、よろしくお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 総務課長。 ◎総務課長(黒島健君) 職員定数条例によりますと、総数で632名です。その他、賃金職員に係る事業費、それから一般会計に係る職員数等につきましては…。 ○議長(小底嗣洋君) 財政課長。 ◎財政課長(慶田城章君) 臨時職員でございますが、市長部局、教育委員会、それから行政委員会を含めまして263名でございます。その内の60名は補助金の事務費で賄っております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 今60名は補助金の対象という解釈でいいですね。はい、分かりました。ありがとうございます。  それからこれまでの市税とか、負担行為における、あるいはその他にあるでしょう。未収入とか滞納金の状況はいかがでしょうか。できたら各部署から言われてトータルで幾らという話をしてもらえませんか。 ○議長(小底嗣洋君) 税務課長。 ◎税務課長(金城範和君) お答えいたします。  平成12年度決算によりましては、未収金として7億6,018万3,000円になります。これは前年度比3,764万2,000円の滞納額の圧縮となっております。  以上です。     〔(他にございませんか。あるんじゃないですか。)と言う粟盛哲夫議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(後原保一君) 畜産基地事業の滞納で、平成12年度で5億2,978万510円となっております。       〔(済みません。もう一度お願いします。)と言う粟盛哲夫議員〕  平成12年度で5億2,978万510円。 ○議長(小底嗣洋君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(野国昌清君) お答えいたします。  介護保険決算で、約調定額が5億9,544万2円で、収入額が5億7,780万466円で、未収が176万3,536円となっております。  それと国保年金ですね、これの調定額は9億4,596万5,100円、収入額が8億6,452万671円、未収が8,551万2,429円となっております。           〔(港湾課はないですか。)と言う粟盛哲夫議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(豊川雅行君) 細かい端数は省略させていただきたいんですけれども、市営住宅におきます家賃で622万1,000円、それから空港のターミナル使用料のもので69万円ですね。それから港湾におきまして使用料、貸地料等で合わせまして8,628万5,000円が未収入金額となっております。         〔(財政課はないですか。財政課。)と言う粟盛哲夫議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 財政課長。 ◎財政課長(慶田城章君) どうも失礼をいたしました。市有地の貸地料で約800万円ほどございます。   〔(特別会計、水道部どうですか。じゃあできましたら後でくださいね。議会中に報   告してください。)と言う粟盛哲夫議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 実はなぜそのようなことを聞かなければいけないか、先ほどから申し上げています。これから皆さんがなさる三次総合計画の中で大変に予算が伴いますから必要になってきます。そういうことも含めて、実は皆さんは行革とかいろいろな話をよく言われています。報道でもなさっていますね。やらなければいけないと、これはもう注目して見ているところでありますから。そこで、職員についての人的合理化、それをやるお考えがあるのかどうか。何か今年の先ほど聞きましたら11月を目標にいろいろ計画をなさるような話を聞きましたが、その中で折り込んでいくのかどうか、いかがでしょう。 ○議長(小底嗣洋君) 休憩します。                                休 憩 午後 4時32分                                再 開 午後 4時33分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。総務課長。 ◎総務課長(黒島健君) ただ今の件についてお答えをいたします。  先ほどから申し上げておりますように、11月をめどにいわゆる第三次行政改革大綱の答申をいただくことになっております。従いまして、今大綱においては私たち事務当局においても可能な限り数値目標設定をしていきたいということで、行政改革推進委員会の意見を求めることといたしております。  以上のことでご理解をいただきたいと。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 総務部長ね、これから計画、皆さんやっていきますから、人的な面の合理化、事務の合理化も図って、皆さんこの中で謳われていますから、三次総合計画の中でも。事務量の合理化も含めてくるとですね、必然と人的な合理化もやらざるを得ないだろうと、要するに先ほど私はあえて聞きました。これは15億円以上になるんですね。集計していきましたら恐らくね、近くなりますな。ですからね、財政が、皆さんが苦しいというわりには、あまり改善されていないんですよ。今、市民も大変苦しいですから、そういうことを踏まえて、行政がスリムになること、そういう意味ではね、今、私は人的な面だけ言いましたがね、今、未収入金とか滞納金の処理方法、これも本当はお聞きしたいんですよ。これは税務課ですかな、どこですかな、ついでに聞かせてもらえませんか。それも含めて今度の皆さんの計画の中にぜひ入れていただきたいものですから、お願いします。滞納整理員か何かおるんでしょう。 ○議長(小底嗣洋君) 税務課長。 ◎税務課長(金城範和君) お答えいたします。  今年の4月の機構改革によりまして、税務課の中には特別滞納整理班として2名の職員が充てられております。その特別滞納整理班が所管する滞納としましては、件数にしまして131件、滞納額にしまして3億9,389万8,000円余りというふうになっております。その現在、人員の都合上、その滞納特別整理班はその特別整理事案の他に、これまでの地区担当している業務も併せて行っております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 成果の方はどうですか。何か滞納班を作っての結果はどうですか。簡単によろしくお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 税務課長。 ◎税務課長(金城範和君) 現在集計ができております8月末現在では、徴収率は0.6ポイント向上しております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 効果は出ているわけなんですよね。若干なりともね。若干なりと言ったら失礼になるかな。しかし若干なりと言った方がいいでしょうな。できるわけですから、ぜひ成果を上げてください。  それからですね、行政の皆さんは最近は大変よくいろんな場で費用対効果の話をします。ただこの皆さんが第三次総合計画の中で読ませていただくと、これからの政策についてのみの費用対効果の考えがしてなりません。現在のものでも費用対効果を市長は従来の手法を再点検する、見直すことも必要だという謳い方をしていますから、従来のものについてもですね、そういう再点検をする、費用対効果の再チェックをすることを考えられるのかどうか、いかがでしょう。よろしくお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 暫時休憩します。                                休 憩 午後 4時38分                                再 開 午後 4時38分 ○議長(小底嗣洋君) 再開します。総務部長。 ◎総務部長(友利一男君) お答えします。  粟盛議員もご承知のとおり、公共工事の再評価システム、これはこの既に導入いたしまして実施をしております。一昨年ですか、農林水産部において2件、この評価を実施しまして、県に報告し、国に報告をしております。これから先に対象になる事業につきましては、その評価システムをこれは義務付けられておりますので、導入してまいります。  併せましてこの費用対効果の件ですけれども、やはり公共工事も含めて別の事務事業もこの当然と思います。費用対効果につきましては、十分その辺りを予算編成時において判断をして、計上をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 私は初めに指摘しましたように、まさに皆さんが言われているのは、これからのものに対しての費用対効果の発想なんですよ。従来できているものについての費用対効果を再点検することはないですかという伺いなんですよ、いかがですか。 ○議長(小底嗣洋君) 総務部長。 ◎総務部長(友利一男君) お答えします。  これは先ほど来、この企画開発部の方から新行政改革大綱の策定作業を今進めている答弁もございましたけれども、その中でこれまでのこの行革の点検も併せてやっておりますので、その中では当然この従来の事業についても、費用対効果は今後検討されるものだというふうに理解しております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 総務部長、大変いいお答えをいただきました。実は石垣市の財政で非常に重荷になっている部分が既存の設備にもあるんですね。例えば、公設市場もしかりです、あるいは、あかんまもしかりでしょう。ところがですね、図書館とか、市民会館というのはこれはもう費用対効果の範疇じゃないです。これはもう対象外に考えてできないものなんです。ところが公設市場、あるいは、あかんま辺りはどのように考えますか。今、再点検をなさるというから、今日は概略でいいですよ、どうぞ。 ○議長(小底嗣洋君) 総務部長。 ◎総務部長(友利一男君) お答えいたします。  確かにこの皆さん方おっしゃるのは、この歳入として予算に計上されてくるこの金額を見ておっしゃると思います。しかし公設市場につきましては、粟盛議員このよくご承知だと思いますけれども、商店街の近代化計画のこの各店舗としての位置づけがなされまして、この周辺へのこの波及性、波及効果等々がそういう論議がされまして、やはり必要だということで多少のこの経費上の難点はあるが造るべきだという結論に基づきまして、それをこの建設をしてきたわけであります。  またこのサッカーパークあかんまにつきましては、この歳入以外のその波及効果というものを過去の議会におきましても主管の方より答弁がなされたことでありまして、子どものあるいは情操教育、あるいはその他、対外的な宣伝高揚等々、そういうものを評価をしていきますと、やはりそれなりの効果はあるだろうというふうな認識であります。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 私は造る時点、物を造ろうという時にはそれはもう確かにそのようなことであります。必要だから造るでしょう、そういう意味で造るんですが。  それではちょっと質問を視点を変えます。サッカーパークあかんま、年間どれぐらい入りますか、それから維持経費、あるいは現時点での公設市場はいかがでしょう。現在どれぐらいかかって、どれぐらい払っているのか、その辺だけ数字を教えていただきたい。 ○議長(小底嗣洋君) 観光課長。 ◎観光課長(久場良淳君) お答えいたします。  サッカーパークあかんまの石垣市の公共施設管理公社へ委託している金額がおおよそ3,900万円でありまして、使用料として年間1万5,000人が利用していまして、収入として150万円です。  以上です。          〔(公設市場はどうですか。)と言う粟盛哲夫議員〕 ○議長(小底嗣洋君) 商工課長。 ◎商工課長(藤田幸宏君) お答えいたします。  公設市場の平成12年度の決算でありますが、歳入総額として6,096万7,000円、そのうち繰入金が3,572万4,000円、歳入の主な使用料といたしましては2,209万4,000円、以上の状況となっております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) ぜひ11月のその策定についてはですね、経費があまりにもかかっている所、そ の辺もですね、合理化、皆さんにお願いしたいのは、できるだけ経費がかからないように合理化する所はする、それを何も取り潰しなさいとかいう話ではないんですよ。要するに皆さんが困るんです財政がなければ。私が困るんじゃない、市民が困るし、政策をやっていく上での皆さんが困りますから、ぜひそれも検討の対象にしていただきたいと思います。  次に移ります。時間の制約がありますからね。  次にですね、振興策に移らせていただきます。まず振興策の中でインフラのものから入らせてください。まず石垣港についてでございます。石垣港と新港と分けまして答弁いただきましたので、分けて私も再質問をさせていただきたいと。これは重要なことであります。平成14年に改定がございますから、平成15年からそれを出しますね。ですから重要なことでありますからひとつ皆さんのお考えを聞かせていただきたい。  まずですね、1点目に物流機能の点から荷物の集積場所が非常に狭い、狭隘であるということですが、いかがでしょう。何でそういうことを言うかといいますとね、皆さんは国際港という大前提を抱えていますから、国際港という視点で私は質問をしたいと。来年からの見直しに向かって質問をしたいという観点でお答えいただきたい。
    ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) お答えいたします。  今の件につきましてはですね、やはりじかに港湾を利用する皆さん方からよく指摘をされているような状況もございます。そういった細かいものとか、それから大きいものとか、いろんな分野からいろんな課題が今出てきております。従いまして、先ほど申し上げましたように、今回節目の時期でありますので、そういったものも含めながらですね、次期港湾計画改定の中に、これも含めまして検討を加えていきたいということでございます。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) ぜひ国際港を目指すのであれば、バックヤードがどんなものか、その辺もよく検討していただいて、港湾計画の中で盛り込んでいただきたい。  それから2点目、実は大型クルーズ船、現在入っていますから皆さんは安全だと思っているかも知れないが決して安全ではないんですね。今、耐震バースができようが、反対側の新港地区にマイナス6ですかな、できてもですね、中は以前として変わらないんですよ。これが安全と言えるのかどうか。そして、改定の中でどう考えるのか、その2つだけお答えください。 ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) お答えいたします。  今、本港地区と新港地区の水域ですね、幅が400mございます。それで大型船が入港してまいりますと、その回頭する場合にかなり狭いということで、パイロットとタグボート、これを備えることが前提条件ですよということで、海上保安部等ともそれは相談しながら、調整をしながら進めているような状況でございます。しかし現在の状況を見ますとですね、その水域はこれ以上は幅を広げることはできないわけですよね。それで安全上の面から申し上げますと、実は船舶の係船・接舷というものは、日没から日の出までの夜間時においてはそれが認められていないということで、中間時のいわゆる有視界航行ということで、右側通行でありますので、船舶会社の皆さん方には常日頃から港内におきましては常に徐行してくださいというような注意を喚起してございます。それからクルーズ船の今後の配船と言いましょうかね、施設配置につきましては、耐震強化バースも平成15年度から供用開始の予定でありますので、そことか、それはまた新港地区の第3処分場のその一帯とか、そこはどうだろうか、という一つの案も出ております。それも含めまして、次期港湾計画改定の中で位置づけて、検討を加えていきたいということでございます。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 課長ね、実は皆さんは、課長は委員会でもそのような安全の話をしていましたが、耐震バースができますとね、これ以上、今までよりも安全じゃないんです。なぜなら、漁民の皆さんはその水路を通って東・西に行きます。いいですか、前にできましたね、現在の岸壁の前ですよね。そこに船が着きます。クルーズ船は現在の所ですよね。船が着きましてそこは往来が激しくなるんですよ。何もあの泊地が広くなったわけじゃないんですからね。その辺は重要なポイントです。今度の改正の。ぜひ考えていただきたい。決して裏を返せばですね、ますます危険になりますと。その1点だけ指摘しておきます。  それからクリアランス船の泊地でございます。今は4隻ぐらいなものですね。それを検討する考えはございますか。 ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) お答えいたします。  検疫錨地、半径600mの水域がありますけれども、現在の位置はですね、今おっしゃるように船舶航行航路上になっておりますので、常日頃それを避けて通るような状況になっております。それでこれは港湾管理者レベルで、厚生労働省辺り、管轄でございますので、その要請するという形で、それは実現できるだろうというふうに思っておりますので、その辺の要請を強力にしていきたいと。場所等についてはその中でいろいろお願いをしていきたいということでございま す。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) これは厚生省だけでよろしいんですか。漁業補償は伴いませんか。いかがですか。 ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) お答えいたします。  漁業権の問題も絡んでくるだろうというふうに思っております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 石垣市としてクリアランス船がずっと続くのか。あるいは、この先どうなるのか。ずっと続くという考えだと思うんですが、再確認だけしていただけませんか。続くと思いますか、どうですか。 ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) お答えいたします。  ご承知のように、クリアランス船は三角貿易でございまして、通関手続を済ませてそれだけで目的を終わるというような状況でございます。昨年の実績が2,100隻ということであります。しかしこれは先方はひとつの通商手法の一つとして、台湾と中国のそういう交易をしているということでありますので、この辺につきましては我々の段階では、今後どういうふうな見通しがあるのか、ちょっと予想がつかないというようなところが正直なところです。予測がつかないということです。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) よく情勢も分析しながら、検討していただきたいなとそう思います。  それから新港地区に移ります。先ほどリゾート企業の希望があるという話を聞きました。本心嬉しく思いますが、本当にあるのかどうか。どうですか。名前は言わなくてよろしいですから、本当にあるのか再確認したいと。 ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) お答えいたします。  現在、その進出希望があるということでありまして、これまではそのコースタルリゾートの中心地となる人工ビーチとそれからその背後地ですね、そこの予定をしているわけだけれども、その希望がありましてね、これもなかったわけですけれども、それを契機にしてさらに具体化していこうということで、土地は国有地になっていますのでね、その辺の処分問題が出てまいります。そういうようなこと等も含めまして、現在、今調整をしているということでございます。もちろん特定企業にそのままこう「どうでしょうか」ということじゃなくて、それを契機にしてさらに具体化を図っていこうと、あくまでも方法としては公募方式で考えております。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) プロジェクトチームを立ち上げるように先ほどこの資料を見ましてね、見ていますが、これはいつ頃なりますか。新港地区の。 ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) お答えいたします。  現在、第3処分場が稼働中でございます。それの完成を平成16年度以降になると、これは先ほど申し上げました港湾計画改定に基づくところの要するにバースの整備、泊地の整備ですね。それとの関連が出てまいりますので、平成16年以降ということになっています。それでこの新港地区の土地の利活用等につきましては、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、部分、新港一部供用開始をしているような状況がございます。しかし今のリゾート関係の予定をされている箇所等につきましては、土地の払い下げの手法等がいろいろとありますので、個別にクリヤーしなければならないそういったものが宿題が若干あります。それも調整しながらということで、国とそういった話し合いを現在やっているということでございます。ですから時期等につきましてはですね、来年度辺りできるだけ人工ビーチとその背後地の基本計画を入れましてですね、それに基づいてさらに具体化させていきたいということです。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) そうすると、今の三次総合計画の中で十分ということで解釈していいですか。三次総合計画の中で十分に対応できるという解釈でいいですか。 ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) お答えいたします。  石垣市の三次総合計画の中に、港湾の、今の諸課題等を実現すべく内容等も盛り込んであります。それで今度の計画改定も実はその眼目の一つはそこにもあります。もちろんその中で位置づけを図っていきたいということです。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 新港地区についてですね、実はあえて企業誘致の件をおっしゃったものですから再確認しましたが、企業を誘致する、そこで何かをするといった場合に、皆さん一番重要なことをお忘れじゃないかね。私はですね、その前に一つだけお聞きしましょう。高架橋、風速何mでそこは止まりますか、その辺からちょっと。いつかの議会でも私は申し上げました。どうでしょう。 ○議長(小底嗣洋君) 港湾課長。 ◎港湾課長(下地為雄君) サザンゲートブリッジの件だと思うんですけれども、風速10m以上風が吹きますと警戒をしまして、その鎖止めを通行止めですね、それを施しております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 課長、10mですか、25mじゃない?高架橋は恐らく25mだと私は…10mで止めていたらこれは毎日止まりますよ。大変ですよ。そういうことでね、10mというのはちょっとあれですよ。それでね、私が言いたいことは大変重要なことですから、これは交通アクセスを台風時でも、25m吹こうができるように交通アクセスを考えてください。これだけは提案をしておきます。  それではインフラについてはもう1点ですね。光ファイバーについてです。光ファイバー通信システムですね、現在の宮古-石垣間の施設の違い、どう思いますか。よろしくお願いします。どのような影響をするか。 ○議長(小底嗣洋君) 情報推進課長。 ◎情報推進課長(当山信佳君) お答えいたします。  ファイバーそのものが高度な大容量の情報を一気にぼっと流すわけですから、その分スピードで沖縄-宮古間の違い、それから宮古-石垣間の情報の差が生じてくると、こういうように理解しております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 課長ね、課長が言われたとおりですよ。これからの大容量化時代、高速大容量ですから、まさにその通りですよ。特に今情報化時代、IT時代と皆さんも盛んに言われる、国も盛んに言われている、それだけに市長は要請されていますが、もっと積極的にやって、この際やってくれないとこれからの石垣の基本インフラが困ります。ぜひその辺もよろしくお願いします。  それから実はインフラはこれぐらいにしましてですね、実は企画開発部長にお伺いをいたしたいと。これはですね、付加価値の高める技術開発や市場競争の強化促進をして、拠点産地の形成をすると言われるがね、その方法、どのように今考えているか。先ほどの答弁みたいに言わないでくださいね。どういう方法を今頭にあるから、それをこうしたいという話をしてください。これと同じような答えをしないでください。お願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) お答えいたします。  付加価値を高めるということなんですけれども、石垣市にあります例えば石垣牛とか、青果特産品にパインアップルとか、マンゴーとか、ドラゴンフルーツとかあります。そういう農業青果特産品、あるいは農産加工品、それから今流行の薬草であります。うっちんとかヤエヤマアオキですか、そういうものを特産品として開発することによって、それを石垣ブランドとして全国的に売り出すことができないかどうか、そういうものを付加価値として付けて売り出していきたいと考えています。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 助役ね、実は助役にご答弁いただきたい。相乗効果の話を言われていますね。観光を含めて、いろんな産業との連携を図りながら相乗効果を高めるという話。どのようなシステムにしたら効率良い相乗効果が上がるのか、どのようにお考えていらっしゃるのか、ちょっといただけませんか。お答えを。所見でもよろしいですよ。分かりました。じゃあ読み上げましょう。あのですね、「一次産業の農業・漁業、二次産業の製造業・加工業の振興を図り、三次産業においては商店街の活性化など、各産業分野において地域の活性化をし、相乗効果が発揮できるような方向を目指します」と言われています。いかがでしょう、それについて。方策がありましたらおっしゃってください。 ○議長(小底嗣洋君) 助役。 ◎助役(大濱永造君) 所見になるかも知れませんが、産業を振興するということ、そのためには観光もありましょうし、また水産業もありましょうし、農業もありましょうしですね、それを振興することによって市民の所得が引き上げられると、そのためにはやはり観光行政を積極的に進めていく、それによって、つまり観光収入が増えていく、それによって市民の所得が引き上がっていく、そういうことも考えられるわけであります。また観光と農業がいわゆる有機的に結び付いて農業の振興にも大きく寄与していく、そういうことが相対的に言って考えられるわけであります。従ってその相乗効果を図るためには、今、石垣市として何を最も大事に、しかも積極的に進めていかなければならないかということに思いをいたすときには、やはりそういう石垣島の特性、つまりこれを大いに活用した観光産業の振興を図ることが一番手っ取り早いじゃないかと。そのためには、やはり観光を積極的に進めることによって、第一次産業、あるいは建設業、その他についても活性化が図られていくのではないかと、そういうふうに私は思うわけであります。  以上です。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) もうちょっと期待しましたがね、期待して助役に答弁を求めましたが、これまでの勢いが出ていただかなかったことは大変残念に思います。まあいいでしょう。  農林水産部長、実はですね、石垣市の三次総合計画の基本的な皆さんが目標にしていらっしゃる農林水産業なんですね。そう謳っていますね。どうですか、謳っていますか、ちょっとお答え願えませんか。私が間違っているのかどうか。皆さんの大きな経済の柱は農林水産業と謳っていますよね。その辺。 ○議長(小底嗣洋君) 農林水産部長。   〔(第三次総合計画のね、経済の大きな柱に産業といって、農林水産業を持ってきて   ありますねということ。)と言う粟盛哲夫議員〕 ◎農林水産部長(後原保一君) 農林水産業は、第一次産業でございまして、外部の影響を受けない自ら生産していくことが、自ら生産をし、自らこの島で生産をして経済の活性化につなぐと、外的な環境に左右されない、自立ができると、自立経済のためにも農業の方が第一次産業の方を活性化することが大事だとこう考えているわけです。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 外的な要因を受けないというのは全く当たらない話ですよ部長。今ガット以来大変じゃないですか、農作物。これを受けないという話じゃないんです。受けるんです。特に昨今は中国からの問題がありますから大変ですよ農業はこれから。私はですね、あえてなぜ部長に農水部長にこれを聞いたかと言うとね、石垣市の経済第三次総合計画の柱を経済の柱を農林水産業に持ってくる、これは大変ありがたいことです。これはよっぽどやっていただかないと、皆さんの計画はできませんよと、なぜなら、いいですか、そこが肝心なんです。JA石垣も八重山も大変じゃないですか。農林水産部長が一番分かると思いますよ内容。JAにしろ、八重山漁協にしろ、今、業界は大変なんですよ。ですから、皆さんが八重山の大きな柱とやっていただくことは大変ありがたい、そうするために皆さんはいろいろ行政の支援が必要だ、何だかんだお分かりですよ。ところが従来の域から出ていない。私は本当にどうかなと、本当にあの産業界は大変だと、行政は大丈夫、大丈夫と言うのと全く同じ、もっと中身もあることをやっていただかないといかん、そのために行政の強力な支援が必要なんです。皆さんが農林水産業が八重山の経済の柱と言うからには、それなりの考えがあると思います。農林水産部長いかがでしょう、それがありましたら答えてもらえませんか。中心的な柱になっていますからどうですか。私は今言いましたよ、産業界は苦しんでいます。JAにしろ、八重山漁協にしろ。そういう中で、本当に立ち上げないといけない、どのような方法でやるのかちょっと教えてください。 ○議長(小底嗣洋君) 農林水産部長。 ◎農林水産部長(後原保一君) 地域の特性を生かした作物を栽培し、さらに二次産業とセットいたしながら、その中で他地域でできないようなものを創出していくと、そしてさらに雇用の場も拡大していくと、今外国からもいろいろな野菜等、いろいろ入ってきておりますけれども、安全でより安全で新鮮と、地域でできるものをできるだけ力を入れていきたいということを考えております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) あのね、皆さんの総合計画の中で実はこういうことをやってみたらどうだろうと。これはね、人材バンクの創設ですよ。皆さんは人材が必要だと、産業の振興には人材は不可欠だという捉え方をしています。ところがですね、私が再三議会で申し上げている人材というのはですね、行政が金をかけるわけじゃないんです。石垣市で農水部長の言っている内外のノウハウを使いたいと言っている。ところがその後は出てこないものですから私はあえて言います。石垣市の内外の方が石垣市で登録をしていただく、そしたらそれを新しい産業を興したい企業が活用する時に払えばいいんです。このシステムが日本全国至る所にあります。その件いかがですか。企画開発部長でもいいですよ、どなたか答えてもらえませんか。 ○議長(小底嗣洋君) 総務部長。 ◎総務部長(友利一男君) お答えします。  人材バンクのこのことかと思いますけれども、人材バンクにつきましてはいろいろ手法がございます。ご承知のように、この今、人材バンクが一番機能的にまた数多く設置されているのは、この企業サイドの方において数多くの人材バンクを持っております。行政サイド、あるいはその団体でもって人材バンクを設置するのは数は少ないですが、やはりこれからのこの社会において60歳定年した後の、あるいはその40~50歳中途で会社を退社した人達の持っているこのノウハウ、これが社会に貢献していくことは重要な部門だと思います。やはりこの必要ではなかろうかというふうに考えます。  先に、経済部長からお答えがありましたけれども、一次産業部門の重要性につきましては、これは機構改革の時点で十分論議をしてきております。と申し上げますのは、この一次産業はこのエコ産業であり、そこに食料を生産いたします。併せましてこの原材料を有しておりますので、その付加価値を高めるたの加工産業、製造加工業を誘発する可能性をもつ産業として、これからの雇用創出するための事業の役割を担っている産業だというふうに理解しております。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 人材バンクについて私は内容まで説明しましたが、必要であるという話で理解していいですか。はい。  それからもう1点ですね、皆さんは産業振興する上で流通とか、販路の体制の強化とかいろいろ言っています。どうでしよう、販路がこれは一番問題なんです。特に石垣でやっている特産品関係は零細ですから大変な問題です。そこでですね、広域でもよろしいかと思います。石垣市が独自にされてもよろしいかと思います。東京、大阪辺りで2人ぐらいの人間を派遣してやるぐらいの考えがあるのかどうか、お答え願えませんか。それをすることによって、小さく言えば県の物産公社のような役目であります。県の物産公社が石垣市の特産品をうまく活用しているかというとそうじゃないんです。そういうことが産業振興に一番結びつくんです。流通、あるいは販売ルート、いかがでしょう企画部長。企画部長でもいいです。 ○議長(小底嗣洋君) 市長。 ◎市長(大濱長照君) 農林水産部の設立の時からですね、流通ということを私どもは、がみがみ言っておりまして、岡崎市も見てきてくださいと、それから稚内もそうだし、あるいは岩手と大変、今、流通が進んでおります。もちろん東京・大阪でも大きなマーケットで粟盛議員の要望のようなことがやれたら、先がずいぶん見えてくることでありますのでね、これは非常に、十分に前向きに、考えていいだろうとそういうふうな認識を持っております。しかし既にですね、しかし本当に岡崎市のように大きなマーケットはですね、農遊館があったりしまして向こうの行政自体が大変石垣市の応援団になっておりますのでね、そういう所なども本当に重視しながらやっていけば先は明るいだろうというふうに思っております。石垣市の場合、日本中で全部売り出せるようなそれほどの生産量を持っておりませんので、特定な所を決めてターゲットにしてやっていくと大丈夫じゃないかなというふうなことで、こういった流通を担当するようなことを今農林水産部にしても、企画にしても命じておりますので、段々それは開けてくると。人材を置くことも良い方法だと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 市長が一歩、三歩ぐらい踏み込みましたね。本当にこれが今一番求められています。ですから今岡崎の農遊館の話をされました。私も見てきました。それでも構いません。いずれにしてもですね、販路を作る手法がいままでないんです。なかったんです。ですからその辺は強化していただきたい。  それからついでにもう1点だけ、観光感謝の集いを大阪、首都圏東京辺りでなさっていますが、その時にいかがでしょう。八重山の物産もかねてやっていただきたい。と言うのはですね、ある東京の方からそういう話がきました。これは今までは感謝の集いだけやりましたが、これをやるとなると業務的に増えるというのも分かりますが、行政からしましたらね、一つの予算を使って効果が出るのではないかと、ある方がこんな時に「八重山の物が見えたらなあ」という話も出ています。その辺を検討する余地があると思いますがね、いかがでしょう。その件につきまして ね。 ○議長(小底嗣洋君) 企画開発部長。 ◎企画開発部長(高木健君) お答えいたします。  貴重なご提言ありがとうございます。観光感謝の集いというものは、旅行エージェントですか、そういう人達を集めて感謝をすると、それから石垣市の魅力をピーアールするという形になっていると思うんですけれども、そういうものと一緒に物産展ですか、そういうものができるか、前向きに検討させていただきたいと思います。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 企画開発部長、別に強制はしませんがね、こういうことが観光と他の産業のリンクの大きなもとになるんです。ぜひこれは検討に値すると思います。やってください。お願いします。  実は、私は産業振興を終わるに当たってですね、これからの時代はですね、人づくり、物づくり、夢づくり、これが島を活性化させる元なんです。そのように私は思っています。特にこの石垣市には必要ではなかろうかなと思っています。次に進みます。繰り返し申し上げます。人づくり、物づくり、夢づくりです。お願いします。  次に公共工事のあり方についてパーセントも聞きました。この中でお願いしたいことはですね、業者の指名において本当に技術者の数、あるいは職員の数、そういうものを総合的に判断して、平等に平均的な指名をしていただきたい。中には行政はそのようにやっていますと言いますが、私が見たら毎年の所管事務調査を見たら分かります。ですからね、ぜひそうしていただきたい。本当に市長も言われていますよ。開かれた行政という話もされていますから、ぜひやっていただきたいなと思います。その点について再度できたら委員長のお言葉がほしいんですがね、指名委員長お願いしますよ。 ○議長(小底嗣洋君) 助役。 ◎助役(大濱永造君) 大変、今、公共工事が少なくてですね、業者の数も多いし、実のところ我々も指名委員会を持つ時に大変悩んでいるわけであります。従って、何とかして公平にその工事の配分をしたいということをまず最優先に考えております。皆さん方も、そのお分かりと思うんですが、やはり絶対数200程度の業者の中でですね、全部に割振りをするということも不可能なんですよ。今の工事の数からすると。そしてまた先ほど部長からも話がありましたように、この請負金額の問題、あるいはA・Bランクの問題ですね。それはやはりアンバランスになっているところもあります。と申し上げますのは、A・B・C・Dありますからね。C辺りが増えてA辺りが少ないとか、Bが少ないとかですね、そういう面もありますので、その辺もやはり地ならしをしなければいけないだろうと。そのためにはやはり請負金額のある程度のそのバランスを念頭に入れて、その辺もちょっといじる必要があるだろうとこういうふうに思っております。できるだけ全業者がうまく機能していただきますようにですね、我々も大いにバックアップをしていきたいとこういうふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いします。 ○議長(小底嗣洋君) 粟盛哲夫君。 ◆5番(粟盛哲夫君) 指名委員長、ぜひとも公平、かつ平等によろしくお願いいたします。  これまで財政、あるいは総合計画、あるいは赤土の立ち上げとかそういうのを考えてみましたら、私は今回の第三次石垣市総合計画がスタートいたしましてですね、これは前半の5年、後半の5年と目標年次を立てられて前半の5年、2005年次を目標年次として行政の方としては、人も元気、まちも、島も元気な石垣市を目指して、全ての施策の展開を推進されていることだと考えています。しかしながら、期待を申し上げるところではございますが、今日の国内外の経済情勢、あるいは我が国における財政状況によると、特に地方交付税のあり方など、特にその中でもさらにですね、沖縄県は平成14年度からは、これまでの沖縄振興特別措置法に代わる沖縄振興新法が適用されますね。これによって本当にこれまで同様な高率補助が得られるのかどうか、そのようなことを考えますとね、特に中でもね、現内閣は聖域なき改革をせざるを得ないところにきて、聖域をなくしている。沖縄だけという話が一部で討論を行うという大変心配もしている中であるだけにですね、石垣市が第三次総合計画をいろいろ計画を立てている、しかし実際のところ自分のところの財政事情はあまり好ましくない、厳しい、そういう中で本当に皆さんが計画したことがうまくいくようにですね、もちろんいろいろとローリングをするでしょう、年度の初めにされるでしょうがぜひともこれを実りあるものにしていただきたいとそのように思っています。  私はこの議会に参加して以来ですね、赤土対策や、あるいは産業構造の改革、あるいは経済の問題、その辺も申し上げてまいりました。行政もようやく、ようやくと言ったら失礼かも知れませんね。最近富に赤土対策とか、産業構造を変えなければいけない、経済構造を変えなければいけないという話が聞こえるようになりました。大変有り難いことであります。私に単刀直入に言わせていただければ、遅い感はいたしています。しかしいろいろなことを考える時にですね、今回の第三次総合計画の遂行にあたって、財政が厳しい折り本当にうまくいくかなと、うまくすり合わせをした計画なのかなという一面も心配をしております。先ほど申し上げました。年度初めでローリングをすることもこれはもうやむを得ない事情であります。財政がしっかりしないとどうしようもないですから、財政が全てに伴いますから。まあそういう時だけにですね、ぜひ優先順位を付けながら、市民のために施策を展開していただきたいなと。特にこれから地方分権と併せてですね、この経済不況の時代にですね、市長や助役、三役、幹部の皆さまの言葉を引用しますと、従来の行政手法を見直し、効率的、いいですか、この辺が私は大変期待をしているところであります。効率的経営改革で開かれた市民感覚を持ち合わせ、政策形成能力を高め、未来に挑戦し続ける自治体を21世紀型自治体と皆さまは言われています。そうするからにはですね、市長、首長さんをトップに職員に至るまで意識の改革が必要なんですよ。誰しも長い間同じ飯を食っていたら変わらないですから、意識の改革をしていただいて、これからの大変な厳しい時代、自治体も厳しい、国も厳しいですから、先ほどどなたかは必ずしも暗くないよと言ったが、要素的に必ずしも明るい要素はないんですよ。それだけにですね、自治体の総合力で時代の変革、潮流の流れに的確に対応し得る石垣市を構築していただきたいと願うものであります。  これは4万3,000市民の生活の安定と福祉の向上のためにも、市長、ぜひとも市民に目を向けた政治をこれからも続けていただきたい。そのことをお願いを申し上げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(小底嗣洋君) 以上で粟盛哲夫君の質問は終わりました。  本日予定の一般質問はこれにて全て終了いたしました。明日午前10時再開することといたしまして、本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。                                散 会 午後 5時27分...